今田錦【コンタニシキ】(果樹)
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登録番号 | 第4426号 |
登録年月日 | 1995年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | おうとう | |
登録品種の名称及びその読み | 今田錦 よみ:コンタニシキ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 3月 24日 | |
品種登録者の名称 | 今田興一郎 | |
品種登録者の住所 | 山形県西村山郡河北町大字田井131番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 今田興一郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ナポレオン」に「ジャボレー」を交配して得られた実生から選抜・育成されたもので,果形は心臓形,大きさは大,果皮色は帯朱紅,育成地(山形県西村山郡河北町)において6月下旬に収穫できる甘果おうとうである。 樹姿は開張,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中,節間長は短,皮目の形は円,大きさは大,密度は中である。葉形は長楕円,大きさは極大,蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲,大きさは大,小花数の多少は少,花弁の形は楕円,大きさは大,花粉の多少は有,がくの色は淡緑,花柄の長さは長である。果実の外観は心臓形,果頂部の形は平,凹は無,梗あの深さは中,広さは広,果実の大きさは大(9g程度)である。果皮色は帯朱紅,着色は多,切った直後の果肉色はクリーム,果肉内及び核周囲の着色は無である。果肉の硬さは軟,果汁の多少は多,甘味は中(糖度16度程度),酸味は多である。核と果肉の粘離は半粘,核の形は円,核の大きさは大である。開花期は中,成熟期(満開から成熟までの日数)は55日以上,育成地において6月下旬,結果性は多,生理落果の多少は少,裂果性は極少,果実の日持ちは中である。 「佐藤錦」と比較して,葉の大きさが大きいこと,果皮色が帯朱紅であること,成熟期が長いこと等で,「ナポレオン」及び「南陽」と比較して,果実の外観が心臓形であること,果皮色が帯朱紅であること,果肉の硬さが軟らかいこと,裂果性が少ないこと等で,「紅秀峰」と比較して,果皮色が帯朱紅であること,果肉の硬さが軟らかいこと,酸味が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和46年頃に出願者が自園(山形県西村山郡河北町)において「ナポレオン」に「ジャボレー」を交配して,得られた種子を翌年は種し,49年頃に葉の大きい個体を選抜し,53年頃初結果,平成元年から増殖を行うとともに,植物体の特性の調査・確認を行って育成を完了したものである。 |
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