人口と社会環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 15:14 UTC 版)
太田川の河口デルタにある西区、中区、南区の地域(旧広島市域にほぼ相当)の面積は現市域の9%を占め、市の人口の39%が居住している。第2次・第3次産業の経済活動はこの3区に集中しており、製造品出荷額の70%、商品販売額の82%をこの地域が占める。農業など第1次産業就業者は88%がこの3区以外の市民で、安佐北区(2479人)、安佐南区(1876人)、佐伯区(991人)に多い。 都市機能も旧市街に集中しており、昼間人口は中区で平方kmあたり5万人以上、西区と南区で1万人以上となっている。同5千人以上の地域は、東が海田町、西が廿日市、北が安佐南区大町まで連なっている。広島都市圏の機能の分散が進展し、中心部への昼間人口流入は減少する一方で佐伯区、廿日市市、広島IC周辺、広島大学が立地する東広島市などで増加傾向にある。この状況に対し交通インフラ、特に道路整備が遅れており、広島市の人口百万人あたりの自動車専用道の長さは11kmと、札幌市(21 km)・仙台市(27 km)・福岡市(30 km)と比較して短い。 広島市の各種統計(2012年)広島市中区東区南区西区安佐南安佐北安芸区佐伯区総面積 905.4 15.3 39.4 26.1 35.7 117.2 353.4 94.0 224.4 可住地 283.5 15.3 17.9 22.9 29.2 43.8 84.2 26.0 44.4 可住地比率 31% 100% 45% 88% 82% 37% 24% 28% 20% 人口(万人)総人口 117.4 13.0 12.1 13.8 18.7 23.4 15.0 7.9 13.5 15歳未満 16.8 1.3 1.8 1.8 2.7 4.1 2.0 1.2 2.0 (比率) 14% 10% 15% 13% 14% 18% 14% 15% 14% 65歳以上 23.1 2.7 2.5 2.8 3.4 3.9 3.6 1.6 2.7 (比率) 20% 20% 21% 20% 18% 17% 24% 20% 20% 昼間人口 117.4 24.4 10.2 15.6 18.8 18.5 12.8 6.4 10.7 人口/可住地人/km2 4,141 8,534 6,753 6,040 6,415 5,342 1,777 3,034 3,049 社会基盤1住宅当たり延べ面積 m2 79.5 56.94 83.81 69.84 70.24 83.67 103.64 90.25 93.29 医師数 3156 919 184 1016 274 232 234 101 196 1千人あたり 2.69 7.04 1.52 7.35 1.47 0.99 1.56 1.28 1.45 歯科医師数 1177 239 67 377 137 152 81 36 88 小学校数 147 16 13 19 18 26 27 9 19 中学校数 80 7 7 12 13 15 11 5 10 高校数 45 8 5 6 9 6 6 1 4 経済基盤 - 人口・就業者(人)、額(億円)労働力人口 593,489 67,072 60,946 72,511 95,067 110,880 79,117 39,954 67,942 第1次就業者 7,186 207 313 261 408 1,876 2,479 651 991 第2次 124,063 9,324 11,796 14,732 17,516 23,797 21,561 10,960 14,377 第3次 420,128 51,953 44,510 52,039 70,413 77,763 49,586 25,783 48,081 耕地面積 30 事業所数 58,049 17,097 3,982 8,092 9,232 7,533 5,070 2,167 4,876 製造品出荷額 18,683 690 120 9,489 2,974 1,251 1,893 1,804 462 商品販売額 76,967 33,467 1,668 13,051 16,313 4,591 1,840 1,813 2,223 広島市中区東区南区西区安佐南安佐北安芸区佐伯区
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