人口と構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:49 UTC 版)
エデッサは領域の点から見れば、十字軍国家の中で最大級のものだった。しかし人口から見れば最小の国の1つだった。エデッサの街自体は約10,000人の住民が住んでいたが、伯国の残りはほとんどわずかな農村と要塞からなっていた。国土は西はアンティオキア公国国境から、東はユーフラテスを横切ってさらに東に伸びていたが、それが大体最大領域だった。また、北の方へはしばしば領土をアルメニア人の住んでいた領域まで伸ばしていた。南はアレッポ、東はモースルとジャジーラ地方(メソポタミア北部)という強力なムスリム都市群に隣接していた。 住民はほとんどシリアのギリシャ正教系の正教会、シリア正教会、そしてアルメニア使徒教会のキリスト教徒で、ギリシャ正教やイスラム教の信者もいくらかいた。西洋人の数は常に少ないままだったが、カトリックの教会が一つあり、この都市の陥落は第2回十字軍に結びついた。
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