人口と民族的背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/16 17:43 UTC 版)
「アイルランドのイスラム教」の記事における「人口と民族的背景」の解説
人口推移年人口±%1991 3,873 — 2002 19,147 +394.4% 2011 49,204 +157.0% 2011年の国勢調査によると、国内には49204人のムスリムがおり、2006年の国勢調査に比べ51%も増えたという。2006年の国勢調査では、国内に32539人のムスリムが居住し、2002年の国勢調査(19147人)より69%も増加。1991年にはムスリムの数が3873人に過ぎなかったことを考えると、近年はかなり増えた部類に入る。 とは言え、イスラム教はローマカトリックや教会(プロテスタントを含む。2006年の国勢調査ではプロテスタントが118948人で、ローマカトリックが3644965人)の後塵を拝し、国内では少数派の宗教を信仰。数の点でアイルランドのイスラム教は比較的少ないものの、ムスリムは国内で3番目に信者の多い宗教と言える(無宗教や奉じる宗教が不明な者が24万人以上いるが)。 2001年の国勢調査によると、北アイルランドには1943人のムスリム(男性1164人、女性779人)がいるという。 国内のムスリム共同体は多様かつ急速に増えているため、その数は把握されていない。これはムスリムの大部分が移民であるか、旧植民地諸国からの移民の子孫であるイギリスやフランス、ムスリムの大部分がトルコ系移民労働者やその子孫であるドイツやオーストリアと同様である。ムスリムの55%強のうち、アイルランド国籍を持つアジア系かアフリカ系の国民は30.7%に過ぎない。 国内に居住する31779人のムスリムのうち、9761人がアイルランド国籍を保持し、6,909人のアフリカ系国民よりも多いものの、アジア系国民(10649人)よりは少ないという調査も明らかとなった(各数はいずれも調査時点)。2011年の国勢調査によると国内に49204人のムスリムがおり、「過去5年間で急増した」という。 1990年代末のムスリム系移民は好調な経済や、イスラム諸国からの亡命による所が大きく、1991年から2011年までの20年間で総人口の0.1%から1.1%と、1000%も増加。
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