人口における谷間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:45 UTC 版)
出生率の変動に伴って、ある世代の人口が前後に比べて減少することがある。 例として、日本の人口を世代別に集計してグラフ化すると、第一次ベビーブーム世代(団塊の世代)の1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)の後、第一次ベビーブーム後期(ポスト団塊世代)の1950年~1954年の5年間で段階的に落ち込み、1955年(昭和30年)から「丙午ショック」の1966年(昭和41年)にかけては出生率が落ち込んで横這いになっている。 人口はその後、所得倍増計画を達成した1967年(昭和42年)から第二次ベビーブームの1971年~1974年生まれ(第二次ベビーブーム世代)に向けて漸増していくため、1955年~1966年生まれが谷間を形成している。このことから、1955年~1966年生まれが「谷間世代」と称されることがある。 1966年同様に「丙午」に当たる1906年(明治39年)生まれも谷を描いたが、これは特定の1年に限定された現象であり、世代と呼ばれることはほとんどない。
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