人体への危険性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 18:12 UTC 版)
「プルトニウム239」の記事における「人体への危険性」の解説
プルトニウム239はアルファ粒子を放出してウラン235に崩壊する。アルファ線源としては、外部線源である限りはそれほど危険ではないが、粉塵として摂取または吸入すると極めて危険で高い発がん性を有する。1ポンド(454グラム)のプルトニウムを酸化プルトニウムの粉塵にした場合、2万人に癌を生じさせると推計されている。一方、摂取したプルトニウムが粉塵でなく小片として消化管に入った場合には危険性はそれほど大きくなく、大きな健康リスクは800ミリグラム以上で生じると考えられている。プルトニウムは重金属であり、重金属中毒の面で非常に強い毒性を示す(プルトニウムを参照)。
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人体への危険性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 02:51 UTC 版)
タンタルは生体適合性が高く、また化学的に安定で体液とも反応しにくいために人体への害は少ないと見られている。むしろ、医療材料として体内に埋め込んだ場合などは、タンタルよりも医療材料に使用されている他の元素や化合物の性質に注意が向けられる。 職場においては、吸入、皮膚への接触、眼球への接触といった形でタンタルに人体が暴露される可能性がある。アメリカの労働安全衛生局(英語版)は、職場におけるタンタル暴露の法的限界(許容暴露限界(英語版))を1日8時間労働に対して5 mg/m3と設定している。アメリカ国立労働安全衛生研究所(英語版)では、推奨される暴露限度(英語版)として、1日8時間労働に対しては5 mg/m3、短期限界として10 mg/m3を設定している。2,500 mg/m3に達すると、タンタルは生命または健康に対する差し迫った危険(英語版)であるとされる。
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