事件への対応とその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 16:37 UTC 版)
「王シュレット事件」の記事における「事件への対応とその影響」の解説
事件の翌週(2003年8月20日)の放送では、冒頭でフジテレビの須田哲夫アナウンサー(当時)が謝罪したが謝罪の放送時間が15秒ほどしかなかったため、視聴者からは「この程度では謝罪にならない」という多くの苦情や批判がフジテレビに寄せられた。 この事件を受け、8月20日から9月末まで『水10!』自体は後半枠の『ココリコミラクルタイプ』も含め、前後の提供クレジットはすべて自粛した。この事件の影響から、番組名も『水10!・ワンナイ』から『水10!』となり、新聞の番組表にも『ワンナイ』のみ番組タイトルの表記は無くなった。この他にも、「企業イメージを損ねた」としてウォシュレットの製造元かつ商標権者でもある東陶機器(現・TOTO)やコーナーのネタ元になったジャパネットたかたが『FNNスーパーニュース』などのスポンサーを降板し(ジャパネットは後に復帰)、CMは公共広告機構(現・ACジャパン)のものに差し替えられる事態になった。 この事件について、当時ダイエーの王監督は、「野球界と芸能界を一緒にするからこういうことになる」との見解を示し、加えて「僕自身は実際に(同番組の映像を)見ていませんが、かなりえげつないものだったと聞いています。対応ですか?それは球団に任せているから」と冷静にコメントした。 その一方で、この事件に激怒していた阪神の星野監督とも親密である一方、出演者の山口・宮迫の所属する吉本興業の先輩でもある明石家さんまは、朝日新聞のインタビュー記事にてこの件に触れ、同コントの出演者に関してはフォローするコメントを述べている。 その後、ホークスの日本シリーズのFNS系列での中継放送は後身の福岡ソフトバンクホークスにて、後任の秋山幸二監督が指揮を執る2011年まで地元局のテレビ西日本を含め行われなかった。 フジテレビの須田アナウンサーが謝罪したこの日の放送でも、番組は妊婦に扮した小池栄子に粉ミルクをかけるというコントを放送、視聴者からは「育児に不可欠な粉ミルクを軽率に扱うとは何事か!」などの苦情が寄せられた。さらには使用された粉ミルクの製造元である和光堂より、「企業イメージを損ねた」とフジテレビに抗議する事態に発展した。
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