九鬼一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 18:31 UTC 版)
「マーダーライセンス牙」の記事における「九鬼一派」の解説
九鬼容堂(くき ようどう) 財政界の黒幕であり、警察、自衛隊はおろか国家の中枢にまで勢力を持つ人物。戦時中は「零号部隊」の隊長であり、当時見習い技術員だった板垣の上官だった。非道な人体実験にて技術員を悪魔の思想で洗脳し、逃げ出した者は容赦なく抹殺した事から、その僅かな生き残りである板垣とも浅からぬ因縁がある。 軍国主義の亡霊とも言うべき存在で、自衛隊の軍隊化、核の保有によって日米安保条約を撤廃し、日本を「真の独立国」とする事、そして軍事帝国としての日本を復活させ、アジアへの軍事侵攻を行うという野望の為に軍事クーデターを起こす。国民投票によって板垣と自分の思想のどちらを選ぶか国民に問う局面になると、様々な工作によって世論を自身の思うが侭に誘導する。しかし木場によって真実が暴露され、国民投票で惨敗するや否や、核ミサイルの発射という暴挙に出る。その後、地下基地に乗り込んできた板垣達と対峙し、最期は板垣に殺されそうになるも、総理が手を汚すべきではないとした木場によって斬殺され、「大日本帝国バンザイ」と言い残して死亡した。 北原政宗(きたはら まさむね) 陸上幕僚副長。階級は陸将。九鬼の子飼いの自衛官であり、日米安保条約撤廃と自衛隊の軍隊化という九鬼の思想を実現すべく、思想に共感する自衛隊員を抱き込んで軍事クーデターを引き起こす。原子力発電所を襲撃し、強奪した大量のプルトニウムで15基もの核ミサイルを造り、北富士演習場の地下基地より武装蜂起を宣言する。 国民投票の際には傭兵クローバー兄弟の洗脳で起こさせた米軍の不祥事に加え、「横須賀に入港しているフリゲート艦に核弾頭が積まれている」という嘘を涙を流して国民に訴え、世論を誘導していくが木場に阻止される。最後は地下基地で核ミサイル発射を盾に木場と板垣を始末しようとしたが、東堂に射殺された。
※この「九鬼一派」の解説は、「マーダーライセンス牙」の解説の一部です。
「九鬼一派」を含む「マーダーライセンス牙」の記事については、「マーダーライセンス牙」の概要を参照ください。
- 九鬼一派のページへのリンク