久留米IH1号【クルメIH1ゴウ】(野菜)
登録番号 | 第13534号 | |
登録年月日 | 2005年 12月 7日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | 久留米IH1号 よみ:クルメIH1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 野口裕司、望月龍也、曽根一純、沖村誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「とよのか」に Fragaria nilgerrensis「雲南」を交配し、倍加処理して育成されたものであり、果実は円錘形でやや大きく、果皮の色が淡紅で野生種由来の香気を有する育種素材用の品種である。草姿は中間、草勢はやや強、草丈及び分げつの多少は中である。ランナー数はやや多、葉色は濃緑、葉の形状は平面、葉数はやや多、葉柄の太さはやや太である。果皮の色は淡紅、果形は円錘、果実の大きさはやや大、果肉色は白、果心の色は白、果実の光沢はやや鈍である。花の大きさはやや大、花弁表面の色はピンク白(JHS カラーチャート9701)、花弁裏面の色は淡紫ピンク(同9501)、花房当たり花数は中、花柄の太さはやや太、花柄長は長である。果実の硬さはやや軟、無種子帯はほとんど無、そう果の落込みは落込み中、そう果数は密、果実の香りは極多である。季性は一季成、開花始期及び成熟期は晩、開花位置は葉より上、花粉の耐高温性はやや弱、休眠性は中、可溶性固形物含量は高、酸度はやや低、日持ちは短、輸送性は低である。「とよのか」と比較して、果皮の色が淡紅であること、果実が軟らかいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に野菜・茶業試験場久留米支場(現独立行政法人農業・生物系特定産業研究機構、福岡県久留米市)において、「とよのか」に2倍体野生種 F.nilgerrensis「雲南」を交配し、これを倍加処理した複倍数体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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