中規模館3館の開館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 17:41 UTC 版)
「東久留米市立図書館」の記事における「中規模館3館の開館」の解説
中央館建設前の市の長期総合計画においては、上の原、ひばりが丘、滝山、青少年センター、浅間町、野火止、南町地区センターの小規模7分館構想で図書館整備計画を打ち出していたが、1985年(昭和60年)9月議会において、小規模分館を廃止し、滝山、ひばりが丘、大門町の各地区に3つの中規模分館をつくる内容が明らかとなった。この縮小構想に、分館を望む市民の反対運動は起こるが、活動が実ったのは南町地区の自主運営図書館のみで、市が年間400万円の助成で管理運営は市民が担う「南町コミュニティ図書室」開設が実現した(開設は1989年)。 1987年(昭和62年)に出された「東久留米市立図書館基本構想」での中央館1館、中規模館3館の構想に基づき、最初に滝山図書館が西部地域センターに移設された。 1980年代後半から1990年代、東久留米市の図書館は、利用率が市民の5割を超え、貸出冊数が人口100人当たり500冊以上で、「図書館利用の活発な都市」「活動水準の高い図書館」として評価されている。1996年(平成8年)ひばりが丘図書館が南部地域センター内で開館、1999年(平成11年)に、東部図書館が東部地域センター内で開館し、中規模館3館すべてが完成すると、それまでの小規模分館と移動図書館は、廃止されていく。上の原図書館の廃止については、市民による反対運動が起こるが、市の方針は変更されず、存続はかなわなかった。 2000年代に入ると、2001年(平成13年)9月、多摩六都5市で登録可能となる図書館共通利用カードを発行、近隣市との相互利用を本格的に開始した。2004年(平成14年)には図書館の公式ホームページを開設、同時にインターネット上で蔵書検索と予約が可能となり、広域利用の時代に移っていくなか、中央図書館の開館30周年をむかえる。
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