中論・中観派
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中観派といった場合はナーガールジュナ(龍樹)の『中論』に端を発する教学のことを指して、天台教学の三観(空・仮・中観)を指すものではない。
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中論・中観派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 05:31 UTC 版)
ナーガールジュナの中論では、中道は縁起・空・仮名と同じ意味である。また、同書第18偈では、縁起と空と中道をほぼ同義として扱う。中論が、縁起・空性・仮・中道を同列に置くのは、全てのものは縁起し空であると見る点に中道を見て、空性の解明によって中道を理論づけるものである。中論巻一観因縁品では、〈生・滅・断・常・一・異・去・来〉の八の誤った見解(八邪)を離れて無得正観に住するのを中道とし、これを八不中道という。 中観派では、般若波羅蜜を根本的立場とし、すべての執着や分別のはからいを離れた無所得の在り方にあるのを中道とする。
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