七草とは? わかりやすく解説

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なな‐くさ【七種/七草】

読み方:ななくさ

7種類なないろまた、いろいろ。

春の七草」のこと。(せり)・(なずな)・御形(ごぎょう)・蘩蔞(はこべ)・仏座(ほとけのざ)・(すずな)・蘿蔔(すずしろ)。《 新年

秋の七草」のこと。(はぎ)・尾花(おばな)・(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)。

七種の節句」の略。


七草

読み方:ナナクサ(nanakusa)

季をあらわす春・秋七種類の草花をいう。


ななくさ 【七種・七草】

七種のをいい、春は・・御形・はこべ仏座・・蘿蔔、秋は萩・尾花・葛撫子女郎花藤袴朝顔(今の桔梗かとの説あり)など。春のは正月七日に粥に入れて食べ七種の節句人日)とし、秋のは見て楽しむが、たんに七草といえば春のをいう。粥に入れ前にの上で「唐土日本土地へ渡らぬ先にナズナ七種」などと囃して(別句もあり)、すりこぎなどで吉方向かって叩く風もある。七種粥の汁をつけて爪を切る邪気を払うとし、これを七種爪という。

七草

作者泉鏡花

収載図書鏡化全集11 小説
出版社岩波書店
刊行年月1987.7


七草

読み方:ナナクサ(nanakusa)

正月七日万病を除くために羹にして食べ七種類の若菜

季節 新年

分類 人事植物


七草

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 08:34 UTC 版)

七草(ななくさ)とは、様々な観点で挙げられた、7種類の野草野菜である。


注釈

  1. ^ 朝日新聞のコラム「天声人語」2023年1月7日掲載分「七草いまむかし」では「半世紀ほど前」とある[5]
  2. ^ 本来はくさかんむりに皇(「葟」)で“みの”と読む。七種中、唯一の野生植物であり、七種粥の衰微後にその実名すら不詳となった。小野蘭山大槻文彦金沢庄三郎らはこれを当時「蓑米」と呼ばれていた植物に当てはめたが、牧野富太郎は当時「蓑米」と呼ばれている植物が食用にならない事実を指摘して、七種の「蓑米」とは別種であるとして替わりにムツオレグサを七種の「蓑米」に比定し、それまで「蓑米」と呼ばれていた植物にカズノコグサの和名を与えた。(鋳方 1977)

出典

  1. ^ a b c 三浦励一『コハコベとミドリハコベの比較生態学的研究』 京都大学〈博士(農学) 乙第10676号〉、2001年。doi:10.11501/3183592hdl:2433/78124NAID 500000204488https://hdl.handle.net/2433/781242019年9月23日閲覧 
  2. ^ a b 手柄山温室植物園. “30.ミドリハコベ(ナデシコ科ハコベ属)”. 2019年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月7日閲覧。
  3. ^ NPO法人 自然観察大学『子どもと一緒に見つける 草花さんぽ図鑑』永岡書店、2019年、21頁。 
  4. ^ 辺見 1967.
  5. ^ a b c 七草いまむかし”. 朝日新聞デジタル. 天声人語 (2023年1月7日). 2023年1月7日閲覧。
  6. ^ 秋の七草 この写真漢方薬に見える? - インタレストニュースクリップHP、2017年3月31日閲覧。
  7. ^ あかりの里たより、平成22年10月号
  8. ^ 夏の七草 - 【みんなの知識 ちょっと便利帳】 2021年11月26日閲覧。
  9. ^ 夏の七草 〜涼を求めて〜 - 開店祝い.com、2017年3月31日閲覧。
  10. ^ 「夏の七草」があると聞いたのだが、どのようなものか。”. 国立国会図書館 (2011年6月17日). 2014年1月13日閲覧。
  11. ^ 木村 1987, p. 77
  12. ^ 木村 2012, pp. 84–86
  13. ^ 日本学術振興会学術部・野生植物活用研究小委員会「新選・夏の七草」『週報』第447巻第8号、日本学術振興会、1945年6月20日。 
  14. ^ 木村 2012, pp. 86–88
  15. ^ 本田 1946
  16. ^ 亀田 2012.
  17. ^ これにつゆくさも含まれるが前述にあるので割愛。
  18. ^ 知らなきゃ損する。運が「2倍」になる冬至の七種(ななくさ) - 2017年4月1日閲覧。
  19. ^ 鳥羽 「海の七草粥」振る舞い 海の博物館、来館者に 三重 - 伊勢新聞、2020年11月10日閲覧。


「七草」の続きの解説一覧

七草(ななくさ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 14:38 UTC 版)

「階段島」シリーズ」の記事における「七草(ななくさ)」の解説

主人公柏原第二高等学校男子生徒一年生悲観的な思考持ち主

※この「七草(ななくさ)」の解説は、「「階段島」シリーズ」の解説の一部です。
「七草(ななくさ)」を含む「「階段島」シリーズ」の記事については、「「階段島」シリーズ」の概要を参照ください。

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