レオウイルスとは? わかりやすく解説

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レオウイルス【reovirus】

読み方:れおういるす

二本鎖RNAゲノムとして持つウイルスの一科。直径6080ナノミリメートルの正十二面体構造をとり、エンベロープ持たない


レオウイルス [Reo virus]


レオウイルス科

(レオウイルス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/09 14:25 UTC 版)

レオウイルス科
分類
: 第3群(2本鎖RNA)
: 未割当
: レオウイルス科 Reoviridae
亜科

レオウイルス科(Reoviridae)はウイルスの分類における一科であり、RNAウイルスの一群の総称。そのビリオンは直径60 - 80nmの正二十面体構造を示し、10 - 12本の線状の二本鎖RNAをゲノムに持つ。エンベロープを持たないため、エーテルに対しては抵抗性である。細胞質内で増殖し、核周辺部に好酸性の細胞質内封入体を形成する。レオウイルス科のウイルスは同属のウイルス種間で遺伝子再集合を起こすことがある。オルビウイルス属およびコルチウイルス属のウイルスはアルボウイルスである。

分類

  • Genus Orthoreovirus
    • 哺乳類オルトレオウイルス(mammalian orthoreovirus)
  • Genus Rotavirus
  • Genus Orbivirus
    • アフリカ馬疫ウイルス(African horse sickness virus)
    • ブルータングウイルス(bluetongue virus)
  • Genus Coltivirus
    • コロラドダニ熱ウイルス(Colorado tick fever virus)
  • Genus Seadornavirus
    • バンナウイルス(Banna virus)
  • Genus Aquareovirus
    • アクアレオウイルスA(aquqreovirus A)

関連人物

関連項目

参考文献

  • 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
  • 原澤亮 「動物ウイルスの新しい分類(2005)」 『獣医畜産新報』 58号 921-931頁 2005年

レオウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 02:58 UTC 版)

腫瘍溶解性ウイルス」の記事における「レオウイルス」の解説

REOウイルスとは呼吸器Respiratory)腸(Enteric)オーファンOrphanウイルスの頭字語であり、一般に哺乳類呼吸器および消化器感染する。ほとんどのヒト成人期までにレオウイルスに曝露されるが、多く場合無症候性である。レオウイルスの腫瘍溶解性ウイルスとしての応用は、多く癌細胞増殖し細胞融解を示す事が明らかになって以来模索されている。 レオライシン(英語版)については各種癌の治療臨床試験実施されている。

※この「レオウイルス」の解説は、「腫瘍溶解性ウイルス」の解説の一部です。
「レオウイルス」を含む「腫瘍溶解性ウイルス」の記事については、「腫瘍溶解性ウイルス」の概要を参照ください。

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