リスニングテストとは? わかりやすく解説

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リスニングテスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 07:03 UTC 版)

リスニングテスト英語: listening test)は、音声の聞き取りを用いた学力検査(聞き取り能力テスト)のこと。「リスニング」と省略されることも多い。

概要

リスニングテストは、英語圏でいわれる「リスニング・コンプリヘンション」(listening comprehension)を指す。入学試験高校受験大学受験など)における外国語(特に英語)の試験や、語学の能力試験の一部として実施される。音源はスピーカーラジカセなど、教室内で一斉に聞かせる目的のものが多いが、大学入試センター試験のように個別のリスニング専用機器を用いる場合もある。また、問題の回答方法は主として記号選択式のものである。

かつて日本では、高校受験大学受験実用英語技能検定などで実施される英語の聞き取り能力テストのことをヒアリングテスト(hearing test)と呼んでおり[注釈 1]、その名残で現在も混同されることがある。具体的には、実用英語技能検定においては1993年度まで聴解力試験のことを「ヒアリング」と称していたが、1994年度に「リスニング」へ改称され現在に至っている。英語の"hear"は"listen"よりも受動的な意味合いが強いこと、英語圏で"hearing"は「公聴会」「意見聴取」を表すことから、現在の「リスニングテスト」に言い換えられた。また、TOEFLTOEICなどのテストを実施している米国非営利団体であるETSにおいても、英語の聴解力テストのことをhearlingではなくlisteningとしている。[要出典]

英語のリスニングテストの現状

TOEICやTOEFLで用いられるほか、高校受験大学受験でも実施される。大学入試のうち、日本の大学入試センター試験では平成18年度からリスニング問題が導入され[2]、以降大学入学共通テストに変更されてからも実施され続けている。

日本語のリスニングテストの現状

日本の場合、母国語である日本語でも行われるが、もっぱら日本語能力試験など、日本語を母語としない者への実施が多く、入試で実施されるケースはまれである。

2008年現在、日本の高校入試では8つの自治体(青森県島根県岡山県広島県山口県佐賀県鹿児島県沖縄県)で国語にリスニングテストを取り入れている[3]。「母国語のリスニングはできて当然」として不要とする意見がある一方、国語の授業で聞く力を重視する風潮が強まっていること、また人の話を適切に聞き取れない子供が増えているという学校教育現場の懸念から、1990年以降に導入する自治体が増えてきている。

その他の言語のリスニングテストの現状

韓国の場合韓国語のリスニングテストが大学修学能力試験の言語領域で実施されている。

脚注

注釈

  1. ^ ヒアリングテストを言語の聞き取り検査の意味で使用する用法は、カタカナ英語である。英語でヒアリングテスト(英語: hearing test)は、聴力検査の意味となる。外国語の聞き取りテストは、英語で、listening comprehension test, aural comprehension test、または単にaural testという[1]

出典

  1. ^ 坂田俊策『NHKカタカナ英語うそ・ほんと』日本放送出版協会、1988年5月20日、42頁。 
  2. ^ 大学入試センター『センター試験を振り返る』2020年12月、40頁。 
  3. ^ 朝日新聞 2008年1月20日「入試に国語リスニング 公立高、今春8県に拡大」[要ページ番号]

関連項目


リスニングテスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 20:06 UTC 版)

Vorbis」の記事における「リスニングテスト」の解説

2005年7月比較 - AAC vs MP3 vs Vorbis vs WMA80 kbpsでの比較Vorbis aoTuV beta 4がクラシックやさまざまな音楽で最も良いエンコーダという結果となった。また128 kbpsでの LAME ABR MP3 と同じ品質という結果になった2005年8月比較 - AAC vs MP3 vs Vorbis vs WMA96 kbpsでの比較クラシック音楽においてVorbis aoTuV beta 4とAAC並んで最も良いエンコーダという結果となった。またaoTuV beta 4は ポップミュージックにおいて128 kbpsLAMEよりも良い結果であった2005年8月比較 - オーディオマニアによる MPC vs Vorbis vs MP3 vs AAC の 180 kbpsでの比較。リスニングテストでクラシック音楽においてVorbis aoTuV beta 4がMPC並んで最も良いエンコーダという結果になったLAME続いて2位となった2011年4月比較 - Hydrogenaudioによる Vorbis vs HE-AAC vs Opus64 kbpsでの比較VorbisはローアンカーのLC-AACNero HE-AACとの中間ほどの結果となり、Vorbisと同じ開発元Xiph.orgによるOpus最良という結果となった

※この「リスニングテスト」の解説は、「Vorbis」の解説の一部です。
「リスニングテスト」を含む「Vorbis」の記事については、「Vorbis」の概要を参照ください。

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リスニングテスト

出典:『Wiktionary』 (2021/03/11 10:53 UTC 版)

語源

名詞

リスニングテスト

  1. 外国語試験または能力テスト一分野で、外国語音声聞いて何を言っているのか書き取ったり、その内容に対して与えられ質問答えるもの。聞き取りテストしばしば、「リスニング」と略される

関連語

翻訳


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