リオ五輪女子マラソン日本代表入り断念・2020年東京五輪に向けて
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「前田彩里 (陸上選手)」の記事における「リオ五輪女子マラソン日本代表入り断念・2020年東京五輪に向けて」の解説
世界陸上選手権以降は左太腿裏の故障などで、2015年12月の第35回全日本実業団対抗女子駅伝を欠場。その後も、リオ五輪国内選考会の大阪国際女子マラソン・名古屋ウィメンズマラソンへの出場も断念し、リオ五輪代表はならなかった。 2018年3月、2年7か月振りにフルの部出場となる名古屋ウィメンズマラソン(マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ第4弾・2020年東京オリンピック女子マラソン選考会)にエントリー。しかし10Km過ぎの給水地点辺りから、先頭集団についていけずにズルズル離脱。その後もペースは上がらないまま、2時間30分台のタイムで総合15位・日本女子11着に終わった。 2018年8月、北海道マラソン・女子の部(MGCシリーズ第5弾)に出場。10Km過ぎで一人飛び出した谷本観月(天満屋)にはついていかず、初マラソンながら優勝した鈴木亜由子(日本郵政グループ)らと競り合った。レース後半でスパートした鈴木に遅れたものの、終盤スローダウンした谷本を追い抜き、結果2時間30分56秒で2位に入った。だが、MGC出場権獲得の条件である2時間30分以内(同マラソン・日本女子2~6位迄)には、あと57秒の差で届かなかった。 同年12月、同じくマラソン選手である窪田忍(トヨタ自動車)と4月に結婚していたことが分かった。 MGCの国内選考会では最後となる2019年3月の名古屋ウィメンズマラソン(MGCシリーズ第8弾)では降雨の中、序盤から先頭集団につかず、第2集団で待機。その後もレース終盤まで大崩れすることなく、2時間25分25秒で日本人4着・総合10位に入り、ようやくMGC出場権を獲得した。しかし、同年9月のMGC本番は右太もも裏の腱の損傷により欠場し、MGCで東京五輪の出場権を獲得することはできなかった。残り1枠の五輪代表を目指し、2020年3月の名古屋ウィメンズマラソンに出場予定であったが、右太もも裏の筋肉損傷で欠場となり、東京五輪出場は叶わなかった。
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