ヨーロッパ中世~18世紀の天文学者
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「天文学者」の記事における「ヨーロッパ中世~18世紀の天文学者」の解説
ガリレオ・ガリレイ(1564-1642年)は望遠鏡なるものの特許申請がオランダでされたと聞きつけ天体観測にそれを使うことを思いつき1609年に自作し観測を開始。天体観測に革新をもたらした。それまでの落体の実験を行い、それまでの定性的な物理学に数値的な分析を導入(これが後にニュートン力学へとつながってゆく)。ただしガリレオは当時の学問的常識「ものは地上(「月下界」)では地上らしい(不完全な)動き方をし、月以遠は神の世界なので完全な原理、つまり円運動を基本として動く」といった考え方を(特に疑問視することもなく)受け入れていたので、宇宙空間の物理学、天体の物理学の開拓には到らなかった。 アイザック・ニュートン(1642-1727年)は反射望遠鏡(ニュートン式望遠鏡)を発明し1668年に第一号を完成させた。ニュートンは、ガリレオの実験の落体に働いた引力が実は宇宙空間全体でも作用している、それによって惑星は(横方向に慣性運動をしつつも)ある意味「落ち続ける」ことで楕円運動をし、公転している、と見抜き、「万有引力」を原理のひとつに据えつつ、ニュートン力学を構築。それをまとめた『自然哲学の数学的諸原理』を執筆・出版。天体の軌道の計算を可能にし、現代の天体力学へとつながる道を切り開いた。 ニコラウス・コペルニクス(1473年 - 1543年)。De revolutionibus orbium coelestium (邦題『天球の回転について』)1543年刊、を執筆。太陽中心説を提唱。 ヨハネス・ケプラー
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