陽玉【ヨウギョク】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7571号 |
登録年月日 | 1999年 11月 30日 | |
農林水産植物の種類 | びわ | |
登録品種の名称及びその読み | 陽玉 よみ:ヨウギョク |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長崎県 | |
品種登録者の住所 | 長崎県長崎市江戸町2番13号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 一瀬至、寺井理治、浅田謙介、橋本基之、森田昭、中尾敬、富永由紀子、吉田俊雄、長門潤、稗圃直史、佐藤義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「茂木」に「森本」を交配して育成されたものであり,果実縦断面が短卵形,果実の大きさが大,果皮色が橙黄で,育成地(長崎県大村市)において6月上旬に成熟する中生種である。樹姿は直立,樹の大きは大,樹勢はやや強である。枝梢の太さが中,葉身の形は細長,葉の横断面は平,厚さは中,大きさは大,色はやや濃緑,成葉裏面の毛じょうは中である。花穂の形は中,大きさは長,小花こうの着生方向は下,花の大きさは大,一花穂の花数は中である。果実の縦断面は短卵,横断面は円,果梗部の形は鋭,果実の大きさは大である。果皮の色は橙黄,果実の紫斑はやや甚,緑斑は無,そばかすはやや軽,果粉の多少は中である。果頂部の開孔は開,突出度は平,がく片の長さは中,基部の幅及びがく筒果しんの幅は広,がく筒の深さは深である。果皮の厚さ,はく皮の難易及び果肉の厚さは中,色は橙黄,粗密は中,硬度は軟,甘味及び酸味は少,果汁の多少は多,香気は少である。種子数は中,背面の形は短卵,大きさは小,色は褐,小斑点の多少は多である。発芽期及び開花期は中,成熟期は中で,育成地において6月上旬,果房内の着色の揃いはやや良である。「茂木」と比較して,枝梢が細いこと,一花穂の花数が少ないこと,果汁が多いこと等で,「野島早生」と比較して,花が大きいこと,果頂部の開孔が開であること,果肉の粗密が密であること等で,「房姫」と比較して,花穂の形が中であること,果実の緑斑が無いこと,果頂部の開孔が開であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和48年に長崎県果樹試験場(長崎県大村市)において,「茂木」に「森本」を交配,翌年は種,59年初結実,61年に選抜,63年から「ビワ長崎4号」の系統名で系統適応性検定試験に供試し,平成8年最終選抜されたものである。なお,出願時の名称は「ビワ長崎4号」であった。 |
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