ユーリャ・ボルコワとの確執
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「リェーナ・カーチナ」の記事における「ユーリャ・ボルコワとの確執」の解説
カーチナとボルコワの確執は、2010年にボルコワがカーチナのソロ活動について意見を述べたことから始まった。 「彼女(カーチナ)にはそれ(t.A.T.u.の曲を歌うこと)をする権利があるけど、まったく馬鹿げてる。絶対に馬鹿げてる。ソロ活動をするということは、自分自身の作品を作るということでしょ。彼女の作る作品は、私が思うに、くだらないし、彼女の活動なんてすぐに枯れ果てて、立ち消えてしまうだろうけど」 カーチナはこの発言に対して、自身のYouTubeで、以下のとおり述べた。 「ユーリャの発言を見ました。もちろん、動揺しました。でも、皆さんにお伝えしたいのは、ユーリャのプロジェクトを含めた全ての状況に対して、私は全く逆の態度を取っているということです。彼女はとても才能のある人だと思うし、彼女が計画している全てのことに成功してほしいと心から願っています」 t.A.T.u.は2011年に正式に解散した。 2012年から2014年にかけて、「200 km/h in the Wrong Lane」の再発売版のプロモーション中に「The Voice of Romania」でのパフォーマンス、キエフでのコンサート、2014年ソチオリンピックのプレ=オープニング・パフォーマンスなどで、t.A.T.u.は一時的に再結成したが、2014年2月17日、カーチナは自身の公式YouTubeチャンネルにビデオ・メッセージを投稿し、ボルコワとはもう仕事をしないことを表明した。しかし、2月20日、ボルコワはビデオ・メッセージを投稿し、「大きな再会はない」が、t.A.T.u.は「共同プロジェクト」を行っていたと述べた。また、ビデオに込められたカーチナの「意味」を批判し、t.A.T.u.の新シングルのミュージック・ビデオが撮影されることを確認した。2014年3月5日、ボルコワは自身のYouTube公式チャンネルに、カーチナのビデオに対する別のビデオ・メッセージを投稿しました。彼女は、「リェーナが(ボルコワと彼女の)行動に深刻な恐れを抱いている理由」にもかかわらず、2人のコラボレーションが可能であると述べ、新シングルのリリースだけでなく、ミュージック・ビデオについても言及した。 2014年5月22日、愛についてのいくつかの短編映画を含むCornetto Ruの「A Sight Of Cupid」プロジェクトの一環である「Together Apart」の映像に出演したため、カーチナとボルコワはカンヌ映画祭でこの映画を紹介した。この短編映像では、ラッパーのリガライズ(英語版)とマイク・トンプキンス(英語版)とともに、「リュボフ・フ・カジュダム・ムグナビェーニ」(ラブ・イン・エブリ・モーメント)という曲とそのミュージック・ビデオをレコーディングし、YouTubeのCornetto Ruのページに公開したが、その中でカーチナとボルコワは別々のシーンを撮影した。両者の対立と、ボルコワと交流したくないというカーチナの意向を受けて、両者は別々に記者会見を行った。ボルコワは、イタリアの報道機関の取材で、この映画がカーチナとの最後の共同作業になることを発表した。 最近では、t.A.T.u.結成前に所属していた子供向け音楽グループ「ニェポシェデ」の25周年記念式典での共演が最後となった。そこでは、カーチナは子供たちと一緒にソロ曲の「オール・アラウンド・ザ・ワールド」を、ボルコワはt.A.T.u.の「ナス・ニェ・ダゴーニャット」(「ノット・ゴナ・ゲット・アス」のロシア語版)を歌った。 2019年、ボルコワは、マネージャーがカーチナの家に行き、ボルコワが切り取られた写真をカーチナ宅で見たと主張した。カーチナは、ボルコワのマネージャーが自宅に来たことはないと反論し、この非難を一蹴した。カーチナは、両者の間には和解できない対立があるため、t.A.T.u.を再結成することは不可能だと述べた。
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