モーセ‐ごしょ【モーセ五書】
モーセ五書
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 18:10 UTC 版)
モーセ五書(モーセごしょ)は、旧約聖書の最初の5つの書である。時にはトーラー(ヘブライ語: תורה、Torah)とも呼ばれることがある。モーゼの五書、律法(りっぽう)、ペンタチューク(Pentateuch)とも呼ばれる。これらはモーセが書いたという伝承があったのでモーセ五書と言われるが、近代以降の文書仮説では異なる時代の合成文書であるという仮説を立て、モーセが直接書いたという説を否定する。ただし、保守的なキリスト教会と学者は今日もモーセ記者説を支持している[1][2]。また正教会における註解書には、こうした学説の対立に触れず、「伝統的に」モーセが著者であるとされているという記述にとどめているものもある[3]。
- ^ 尾山令仁『聖書の権威』羊群社
- ^ ヘンリー・シーセン『組織神学』聖書図書刊行会
- ^ "Orthodox Study Bible" (正教聖書註解) P. 1, 65, 117, 160, 210 (2008年)
- ^ 英: in the beginning、ヘブライ語対訳英語聖書 Genesis 1:1
- ^ 英: are the names、ヘブライ語対訳英語聖書 Exodus 1:1
- ^ 英: called、ヘブライ語対訳英語聖書 Leviticus 1:1
- ^ 英: the wilderness、ヘブライ語対訳英語聖書 Numbers 1:1
- ^ 英: the words、ヘブライ語対訳英語聖書 Deuteronomy 1:1
- ^ D・M・ロイドジョンズ『山上の説教』「律法と預言者を成就するキリスト」聖書図書刊行会(いのちのことば社再刊)
- ^ “Holy books - God and authority in Islam - GCSE Religious Studies Revision - Edexcel - BBC Bitesize”. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “諸啓典への信仰 - イスラームという宗教”. 2021年8月9日閲覧。
- 1 モーセ五書とは
- 2 モーセ五書の概要
- 3 モーセ五書一覧
- 4 イスラム教
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