正教会版聖書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/22 07:02 UTC 版)
1876年に、ロシア正教会の『シノド聖書』(ロシア語: Синодальный перевод、英語: Synodal Translation)が出版された。これはサンクトペテルブルクに設立されたロシア聖書協会で行われ、1818年に「四福音書」、1822年に新約聖書全体が出版されて、1822年に旧約聖書の翻訳が始まり、1825年には「モーゼ五書」などが出版されて、途中中断した時期もあったが、1858年に翻訳が再開されて、ついには完成に漕ぎつけたものである。 旧約聖書はヘブライ語を元として翻訳されたが、各書の掲載順序は『七十人訳聖書』・『教会スラヴ語訳聖書』に習っていて、西方教会の聖書の掲載順序とは多少違っている。また、外典は東方教会の聖書の伝統でもあり、外典を含まない聖書は英国外国聖書協会で発行されている。
※この「正教会版聖書」の解説は、「ロシア語訳聖書」の解説の一部です。
「正教会版聖書」を含む「ロシア語訳聖書」の記事については、「ロシア語訳聖書」の概要を参照ください。
- 正教会版聖書のページへのリンク