モンダス製
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 16:41 UTC 版)
ドクターたちの宇宙におけるサイバーマンであり、旧シリーズと新シリーズの双方に登場する。太陽系第10番惑星モンダスで暮らしていたヒューノマイドがサイボーグ化した姿。モンダスが破壊された後、惑星テロスに移住した。移送中や種の存続の危機に脅かされた際には休眠状態に入ることがあり、その際には極低温の冷凍睡眠状態となる。 金属の金や溶剤を弱点としている。また金が弱点である設定は新シリーズにも引き継がれ、シリーズ7「銀色の悪夢」ではサイバープランナーを金箔で一時的に封じ込めている。 初登場時のサイバーマンは放射線に弱く、モンダスから常にエネルギーを供給されていなければ生命が維持できない。モンダスのエネルギーの枯渇が近いため、1986年に双子惑星である地球のエネルギーを狙うが、モンダスが破壊されると人間のままであった部分が溶解して全滅した。 モンダス製のサイバーマンは人類との間に勃発したサイバー戦争の結果、人類の開発した光輝銃によって一度は絶滅したと思われていたが、サイバーシップに乗った一団が生き延びていた。光輝銃はサイバー戦争で破壊された金が豊富な惑星ヴォガの金を利用しており、軍を再興したサイバーリーダーは本格的な行動の前に木星の衛星となっている惑星ヴォガの残骸を完全に爆破しようとする。 接触した人間をコントロールする能力があり、コントロール下にある人間の心的イメージを投影することも可能。 旧シリーズでセント・ポール大聖堂からサイバーマンが行進して出てくるシーンがあるが、新シリーズのシリーズ8「天国での死」にはこのオマージュのシーンがある。旧シリーズのサイバーマンは残骸という形で新シリーズに登場することが幾度かあり、シリーズ1「ダーレク 孤独な魂」ではヴァンスタテンの博物館に首が飾られており9代目ドクターが過去を懐かしむ描写があった。シリーズ8「天国での死」においてはケイト・レスブリッジ・スチュワートが旧シリーズのサイバーマンの首を放り投げるシーンがある。シリーズ10「World Enough And Time」では最初期のサイバーマンが再登場を果たしたが、このとき歴史上最初のサイバーマンは12代目ドクターのコンパニオンであるビル・ポッツが6代目マスターによりアップグレードされたものであることが判明した。 新シリーズでの登場はシリーズ6「ドクターの戦争」が初めてであり、メインでの登場はシリーズ6「子連れのコンパニオン」だった。 胸のロゴは二重円である。 サイバーコントローラー サイバーマンのリーダー。他のサイバーマンより頭部が大きく、頭部のロッドや胸部ユニットが装備されていない。 2代目ドクターによって惑星テロスのサイバーシティが破壊された際に倒されたと思われていたが、部分的に破損しただけで生きていた。1985年のロンドンの下水道に拠点を構え、ハレー彗星を地球に衝突させてモンダスが破壊される歴史を変えようと企んだ。 サイバーリーダー サイバーマンの指揮官。頭部が黒いのが特徴で、「サイバーマンの逆襲」に登場した個体は頭部全体が黒く、「Earthshock」に登場した個体はライトに繋がるロッド部分が黒い。新シリーズのものは2009年クリスマススペシャルに登場したサイバス製サイバーマンと同じ姿をしている。 旧シリーズでの日本語版声優は曽我部和恭。 サイバー・プランナー サイバーマンを指揮する球根型の機械。
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