ポルトガル軍によって使用された装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 03:38 UTC 版)
「モザンビーク独立戦争」の記事における「ポルトガル軍によって使用された装備」の解説
ポルトガル政府の方針によって、ポルトガル本国に配備された部隊は最新式の装備に更新されていく一方、ポルトガル植民地の部隊には比較的旧式の装備が割り当てられていた。ポルトガル軍はモザンビーク紛争の初期においては第二次世界大戦当時の無線機と旧式のモーゼル小銃とを使用していた。 紛争が長期化するにつれて、軍当局が新式の装備に改める必要を認めたため、FN FALやH&K G3が標準携行火器として採用された。また空挺部隊にはAR-10が採用された。MG42や1968年にはHK21が機関銃として使用され、60mm・81mm・120mm迫撃砲および榴弾砲、フランス製のパナールAML装甲車、パナールEBR装甲車、イギリス製のFV 721フォックス装甲車、ポルトガルでV-150コマンドウ装甲車を元に開発されたブラビア・シャイミーテ(Bravia Chaimite)等装甲車両の支援を受けた。 ヘリコプターはモザンビークでは同時期に勃発したベトナム戦争で広く使われたほどには使用されなかったものの、アルエットIIIが最も広く用いられ、ピューマが後に併用された。 地上部隊に対する航空支援としてT-6、F-84、後期にはフィアットG.91が、また偵察機としてドルニエDo27が、輸送手段としてポルトガル空軍はノール・ノラトラおよびC-47が使用され、ポルトガル海軍は輸送も含めた広範囲の用途に哨戒艇・揚陸艇・複合艇を使用した。 FN FAL H&K G3 MG42機関銃 H&K HK21機関銃 AML装甲車 EBR装甲車 FV 721フォックス装甲車 アルエットIII F-84 ドルニエDo27 ノール・ノラトラ
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