ベネット家とその親戚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/17 05:46 UTC 版)
「高慢と偏見とゾンビ」の記事における「ベネット家とその親戚」の解説
エリザベス・ベネット(英語版) 本作の主人公。ベネット家の次女で、20歳。愛称はリジー、イライザ。姉妹の中で最も優秀な女戦士。勝ち気な性格が災いし、高慢なダーシーを毛嫌いしていたが、ウィカムの過去を知ったことがきっかけで考えを改め、最終的にダーシーと結ばれる。 ジェーン・ベネット ベネット家の長女で、姉妹きっての美人。もうすぐ23歳になる。人を疑うことの無い純真さを持ち、控えめな性格。ビングリーに見初められ、1度は引き裂かれかけるが、結婚する。 メアリ・ベネット ベネット家の三女。器量はあまり良くなく、それを補うように読書で知識を付けているが、エリザベスにしてみれば少し退屈な人物。 キティ・ベネット ベネット家の四女で、本名はキャサリン。リディアと共にメリトンの士官を追い回している。リディアの駆け落ち事件後、短気で無知だった心を入れ替え、ダーシーの援助を受けて少林寺へ再修業へ向かう。 リディア・ベネット ベネット家の五女・末娘で、15歳→16歳。キティと共にメリトンの士官を追い回しており、後にウィカムと駆け落ち事件を起こす。ダーシーとエリザベスの結婚後も夫妻に金の無心をするなど、無知な様子は全く改まらなかった。 ベネット氏 ベネット5姉妹の父。「頭の回転が速く、皮肉なユーモア感覚を持ち、感情をおもてに表さず、克己心にすぐれているという複雑な人物」。書斎で過ごす自分だけの時間が至福の時で、聡明なジェーンとエリザベスがお気に入り。ゾンビを捕らえる罠としてカリフラワーの仕掛けを発明するなどの才もある。 ベネット夫人 ベネット5姉妹の母。ベネット氏と結婚して23年になるが、学は無く癇癪持ちで、娘たちを裕福な男性へ嫁に出すことしか考えていない。亡父はメリトンで事務弁護士をしていたほか、妹のフィリップス夫人は父の部下と結婚しており、キティとリディアはメリトンに住むおばをしばしば訪ねている。 コリンズ牧師(英語版) ベネット氏の遠縁に当たるロングボーンの限嗣相続人で、25歳の背が低い太った人物。レディ・キャサリンの後ろ添えを得てケントで聖職者として働いている。お世辞が上手いが、エリザベスの拒絶を都合良く解釈するなど現実を見られない人物でもある。エリザベスの拒絶後シャーロット・ルーカスと結婚するが、ゾンビに感染した彼女を殺す羽目になり、ベネット家には後追い自殺の決意を綴った手紙が届く。 ガードナー夫妻 ベネット夫人の弟夫婦。夫エドワードはロンドンで軍需品専門の工場を経営しているほか、ガードナー夫人はダーシーやウィカムと同じダービーシャーの出身である。ジェーン・エリザベスとは手紙のやりとりがあり、エリザベスは夫妻に帯同して向かった北部旅行で、ダーシー邸であるペンバリーを訪れる。
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