プロトン-Kとは? わかりやすく解説

プロトン-K

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 01:10 UTC 版)

プロトン K(プロトン8K82K)は2012年まで使用された上段にブロックDを備える改良型のプロトンロケットである。






「プロトン-K」の続きの解説一覧

プロトン K

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 01:09 UTC 版)

プロトン (ロケット)」の記事における「プロトン K」の解説

プロトン K(プロトン8K82K)は燃料として 非対称ジメチルヒドラジン酸化剤として四酸化二窒素使用する。この組み合わせ接触するだけで燃焼するハイパーゴリック推進剤呼ばれる)ため、点火装置不要で、常温保管できる。これにより低温設備不要となり、長期間発射台配備することが可能になる同様の能力アメリカのタイタンロケットシリーズや中国長征シリーズソビエト/ウクライナのツィクロン・コスモス3・コスモス3Mにもある)。これは、蒸発によって推進剤逃げていく低温燃料エンジンとは対照的である。ハイパーゴリック推進剤腐食性があり毒性があるので、取り扱いには細心の注意を払う必要があり、高度に訓練され作業者によって扱われる必要がある任務によっては様々な形式4段目が追加される。最も単純なブロックD惑星探査ミッション使われた。ブロックD飛行制御探査機依存しており、誘導装置持たない3種類のブロックDM派生型 (DM, DM2, DM-2M) は高軌道への打ち上げ使用された(低軌道への打ち上げには4段目を使用しないため、3段搭載した航法装置使用)。ブロックD/DMの燃料エンジン周囲酸化剤タンク後方設置されドーナツ形のタンク貯蔵されるという珍しい方式であった45年間使われてきたプロトンKは、2012年3月30日310機目(1回打ち上げ前失敗カウントする311機目)となる最後打上げが行われた。 「プロトンKの打ち上げ一覧(ロシア語版)」も参照

※この「プロトン K」の解説は、「プロトン (ロケット)」の解説の一部です。
「プロトン K」を含む「プロトン (ロケット)」の記事については、「プロトン (ロケット)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「プロトン-K」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プロトン-K」の関連用語

プロトン-Kのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プロトン-Kのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプロトン-K (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのプロトン (ロケット) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS