プログラミングされる内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 08:11 UTC 版)
「Jリーグ・マッチスケジューラー」の記事における「プログラミングされる内容」の解説
「日程くん」での日程作成に当たってはクラブ間の公平性が重視されており、基本条件としては以下のようなものがあるという。 3試合以上のホームゲーム・アウェーゲームの連続開催回避 開幕戦をホームで戦ったチームは、最終戦はアウェーでゲームをする 開幕戦から第5節までのうち少なくとも2試合はホームゲームを行うようにする 平日開催のホームゲーム開催数の均等化 試合間隔が中2日となる日数に差が出ないようにする ダービーマッチ(都道府県・市区町村)については開幕戦や最終戦、ゴールデンウィークには編成しない 年間日程のスケジューリングについては、基本的に秋をめどに新年度のリーグ戦の年間日程をクラブ側に伝え、J1:34試合、J2:42試合、J3:33試合分(以上2014年度)の日程範囲内で試合会場のスタジアムを確保するようにクラブに依頼するが、その本拠地となるスタジアムが他のスポーツ・コンサートなどのイベントによって日程が抑えられてしまい、使用できない場合は各クラブごとの要望に応じて手動で調整を行う。 さらに、AFCチャンピオンズリーグ (ACL) に出場するクラブ(原則J1前年上位3クラブ+天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会優勝クラブ)については、特定の開催日にそのクラブ同士による対戦を組むようにしている。現在では日本のゴールデンウィークの期間中にACLが施行されているが、ゴールデンウィークの連休中はリーグ戦も並行して開催するようにしており、その期間に重なる節はACL出場4チームについてはそのチーム同士による対戦を設定し、あらかじめ別の開催日(概ね連休明けの5月下旬)に割り当てられるようにしている。そして、基本的に平日(ミドル・ウィーク)に行われるACLも、10月下旬-11月上旬の決勝戦は例外として週末に行われるため、この場合でも原則としてACL出場クラブ同士の対戦、またはACL出場チーム側の主催試合を割り当て、決勝出場が決まった場合は平日に代替日を設けるようにしている。こういった調整が発生する関係で、シーズン日程作成着手はACL出場クラブが確定する天皇杯決勝直後からになり、1月中の日程リリースに間に合わせるには最初の案を作成するまで5日程度しか猶予がないという。 「ダービーマッチ(都道府県・市区町村)」を開幕戦や最終戦、ゴールデンウィークに行わないようにしていることについては、「ダービーは各クラブがしっかりとプロモーション活動をするため、多くの観客が試合を見るが、開幕戦や最終戦、ゴールデンウィークなどある程度集客の見込める節にやるのはもったいない」としている。ただし、ごく初期に開幕戦をダービーに充てた年度はあったほか、近年ではリーグやチームのプロモーションのために敢えて開幕戦にダービーを設定することもある(2020年の福岡ダービー、2021年の神奈川ダービーなど)。
※この「プログラミングされる内容」の解説は、「Jリーグ・マッチスケジューラー」の解説の一部です。
「プログラミングされる内容」を含む「Jリーグ・マッチスケジューラー」の記事については、「Jリーグ・マッチスケジューラー」の概要を参照ください。
- プログラミングされる内容のページへのリンク