プログラミングとデータフォーマット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/30 00:52 UTC 版)
「エスケープ文字」の記事における「プログラミングとデータフォーマット」の解説
現代の多くのプログラミング言語では、文字列リテラル(英語版)の開始および終了を表す区切り文字として、ダブルクォート0x22 (") を使用している。そのため、ダブルクォートそのものを文字列リテラルに含めることはそのままではできないので、バックスラッシュ0x5c (\) をエスケープ文字として使用する(日本語環境ではオペレーティングシステムおよびフォントによっては0x5cは円記号として表示されることがあるが、以下では単にバックスラッシュと書く)。文字列リテラルの中で \" と書くと " と解釈される。また、十六進数のASCIIコードを使って \x22 と書くこともできる。またシングルクォート0x27 (') を文字リテラルの区切り文字として使用することもあり、文字リテラルの中でシングルクォートを使用する場合は同様にエスケープが必要となる。 C言語、C++、Java、Rubyでは、上記の2つの方法とも使用できる。PostScriptやマイクロソフトのRich Text Formatもバックスラッシュによるエスケープを使用する。 quoted-printableでは等号 (=) をエスケープ文字として使用する。 URLやURIでは、特別な意味を持つ文字や非ASCIIの文字を表すのにパーセント記号 (%) をエスケープ文字としたパーセントエンコーディングを使用する。アンパサンド (&) は、SGMLやそれから派生したHTML・XMLなどにおいてエスケープ文字として扱われる。
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