ブダペスト_-_エステルゴム線とは? わかりやすく解説

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ブダペスト - エステルゴム線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/27 02:10 UTC 版)

ハンガリー国鉄
ブダペスト - エステルゴム線の路線図
路線番号 2
路線総延長 53 km
軌間 1435 mm
最高速度 100 km/h

ブダペスト - エステルゴム線ハンガリー語: Budapest–Esztergom-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄鉄道線の名称である。路線番号は2

運行形態

快速普通について説明する[1]

特別快速(Z72)

  • ブダペスト西駅 - エステルゴム
    毎時2本の運行。日中、マグドルナヴェルジとピリシュチェーヴは、半数ずつ交互に通過する。鉄道博物館には、休日のみ3往復が停車する(ただし冬季は全列車通過)。
    過去の運行形態
    2016年以前は、快速(G72)として運行していた。マグドルナヴェルジを通過していた。午後のエステルゴム行/午前のブダペスト行はケルトヴァーロシュを通過し、ピリシュチェーヴに停車していた一方、午前のエステルゴム行/午後のブダペスト行は、パーズマーネウムに停車する一方、クロティルドリゲト通過で、ピリシュチャバ - ドログ間ノンストップであった。また、休日は、朝にエステルゴム→ブダペスト方面に片道1本のみ運行していた。
    2016年末に、休日の運行が取りやめとなった。
    2018年5月以降、特別快速(Z72)が休日も含め毎時1本設定され、ピリシュヴェレシュヴァール以南は従来の快速停車駅、以北はパーズマーネウムを除く各駅に停車していた。快速(G72)は、ラーコシュレンデゼーとアンジャルフェルドが停車となった一方、ピリシュヴェレシュヴァール以北は、大部分の列車の停車駅が、ピリシュチャバ・ピリシュヤースファル・レアーニヴァール・ドログ・エステルゴムに限定された。
    2019年末に、平日はアンジャルフェルドが特別快速(Z72)停車、快速(G72)通過となった。逆にマグドルナヴェルジは特別快速(Z72)通過、快速(G72)停車となり、ケルトヴァーロシュはいずれも停車、サバドシャーグリゲト、パーズマーネウム、クロティルドリゲトはいずれも全列車通過となった。休日も大多数がマグドルナヴェルジ通過となった。
    2022年度に、休日の特別快速(Z72)がラーコシュレンデゼー、アンジャルフェルド停車になり、休日の快速(G72)も毎時1本運行を開始し、ラーコシュレンデゼー通過であった。また、サバドシャーグリゲト、クロティルドリゲトは特別快速(Z72)通過、快速(G72)停車となった。
    2023年度より、両系統が特別快速(Z72)として統合された。平日・休日とも、ラーコシュレンデゼーとアンジャルフェルトは通過、サバドシャーグリゲトとクロティルドリゲトは停車に統一された。また、ソイマール通過の列車が設定された。

普通

  • S72系統: ブダペスト西駅 - エステルゴム
    朝と深夜のみの運行。平日の朝には、ウーイペシュト - ブダペスト西駅間ノンストップの列車が南行に限り運行される。
    過去の運行形態
    2018年春以前は、パーズマーネウムも含め各駅に停車していた。休日は、毎時1本運行していて、うち3往復が鉄道博物館に停車していた(ただし冬季は全列車通過)。
    2018年夏以降、大部分がマグドルナヴェルジとピリシュチェーヴを通過する様になった(この両駅には特別快速が停車)。
    2019年末に、マグドルナヴェルジが全列車停車に変更された。
    2020年末に、パーズマーネウムが全列車通過に変更された。
    2022年度に、S76系統およびG72系統に代替される形で休日日中の運行を取りやめた。ピリシュチェーヴを通過していた休日日中の列車の多くが取りやめれた影響で、再び全列車停車となった。
    2023年度に、平日の朝通勤時に快速運転する列車が設定された。
    2024年4月より、一部がマグドルナヴェルジ通過となった。

  • S76系統: ラーコシュ - アンジャルフェルド - ピリシュヴェレシュヴァール
    毎時2本の運行。半数がオーブダを通過する。
    過去の運行形態
    2018年春以前はS72系統を名乗っていて、ブダペスト西駅 - エステルゴム間に、毎時1本の運行であった。また、各駅に停車していた。休日は運行していなかった。
    2018年夏以降、アンジャルフェルド - ピリシュチャバ間に区間短縮された。ピリシュチャバ以北のローカル輸送は特別快速が担う様になった。
    2019年末に、毎時2本に増発された上で、オーブダとユレムは半数ずつ交互に通過する様になった。
    2020年10月25日に、ラーコシュまで延伸され[2]、S76系統に改番され、休日はオーブダ以南に毎時1本が設定された。12月に、全列車ユレム停車、パーズマーネウム通過となった。
    2022年度に、休日の列車がピリシュチャバまで延伸となった。
    2023年度に、休日も毎時2本に増発された一方で、大部分がピリシュヴェレシュヴァールまで短縮された。短縮区間では特別快速(Z72)の停車駅を増加させて対応している。

駅一覧

以下では、ハンガリー国鉄2号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

ブダペスト西駅 - エステルゴム

  • 種別
    • Z:特別快速
    • S:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:半数停車
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ Z S 接続路線 所在地
70 ブダペスト西駅 - 0

100号線(ニーレジハーザ方面)、142号線(ラヨシュミジェ方面)
ブダペスト地下鉄3号線(ケーバーニャ方面、アールパード方面)

ブダペスト市
2 ラーコシュレンデゼー駅 3 3 70号線(プラハ方面)、71号線(ヴェレシェジハーズ方面)
鉄道博物館駅 3 6  
アンジャルフェルド駅 1 7  
ウーイペシュト駅 1 8 ブダペスト地下鉄3号線(アールパード方面)
アクインクム駅 2 10 近郊列車H5号線(センテンドレ方面、バッチャーニ広場方面)
オーブダ駅 2 12  
アラニヴェルジ駅 1 13  
ユレム駅 1 14  
ソイマール駅 5 19   ペシュト県 ピリシュヴェレシュヴァール郡
セールヘジ駅 2 21  
ヴェレシュヴァールバーニャ駅 1 22  
ピリシュヴェレシュヴァール駅 1 23  
サバドサーグリゲト駅 2 25  
  パーズマーネウム駅(休止中 *1)   (30)  
クロティルドリゲト駅 6 31  
ピリシュチャバ駅 1 32  
マグドルナヴェルジ駅 2 34  
ピリシュヤースファル駅 2 36  
ピリシュチェーヴ駅 3 39   コマーロム・エステルゴム県 エステルゴム郡
レアーニヴァール駅 2 41  
ドログ駅 5 46  
エステルゴム・ケルトヴァーロシュ駅 3 49 4号線(セーケシュフェヘ-ルヴァール方面)
エステルゴム駅 4 53  

(*1): 2020年12月に休止。

ラーコシュ - アンジャルフェルド

  • 種別
    • EN:寝台特急
    • S:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ EN S 接続路線 所在地
2 ラーコシュ駅 - 0  

80号線(ゲデッレー方面)
120号線(ソルノク方面、ブダペスト東駅方面)

ブダペスト市
ウーイパロタ駅 6 6 70号線(ベルリン方面、ブダペスト東駅方面 *1)
アンジャルフェルド駅 4 10   ピリシュチャバ方面、ブダペスト西駅方面

(*1): 70号線への直通列車は全て通過する。

その他

終点エステルゴムは、スロバキアのシトゥーロヴォ市街の最寄駅でもある。スロバキア国鉄にもシトゥーロヴォ駅が存在するが、駅の場所が市街地から離れており、シトゥーロヴォ市街からは国境を越えてエステルゴム駅に向かう方が近い。

また、スロバキアのシトゥーロヴォ駅からブダペストまでは、70号線の特急も運行しているが、ドナウ川に沿って迂回しているため約80分を要する。これは2号線快速の約70分と比べて長い上に、本数も2号線と比べて少ないため、ブダペスト - シトゥーロヴォは2号線を利用した方が便利である。

脚注・出典


「ブダペスト - エステルゴム線」の例文・使い方・用例・文例

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