フロリダ州議会議員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 05:47 UTC 版)
「マルコ・ルビオ」の記事における「フロリダ州議会議員」の解説
マイアミ大学在学中にイリアナ・ロス・レイティネン下院議員の実習生を務め、これがルビオが政界と接点を持つきっかけになり、1996年アメリカ合衆国大統領選挙ではボブ・ドール上院議員の選挙スタッフとして活動した。 1998年にウェストマイアミ市の執行委員長となる。1999年にフロリダ州議会選に立候補し、共和党予備選では64票差で候補者に選出された。2000年の本選挙では72%の得票を獲得し、民主党のアナスタシア・ガルシアを破り当選した。 当選後は2008年まで再選され、2002年12月には院内総務に就任した。デニス・K・バックスレイ(英語版)、ジェフ・コットカンプ(英語版)、デニス・A・ロス(英語版)ら共和党の有力議員が引退するとフロリダ州共和党議員の実力者となり、2007年にはキューバ系アメリカ人として初の議長に就任し、2008年まで務めた。 2006年に『フロリダ州の未来の為の革新的な100のアイデア(100 Innovative Ideas for Florida's Future) 』という本を出版。この本はフロリダ州内をタウンホールミーティングで意見を聞きながら旅した時の、フロリダ州民が考えた社会問題や税制改革、犯罪問題、貿易、経済、エネルギー、ヘルスケア、家族や子供、福祉と貧困、教育など100に及ぶアイデアを編集した本で、ルビオはアイデアリストを確立するために"Idearaising"と呼んだ。 2007年から2008年の2年間でルビオの熱心な働き掛けにより、この100のアイデアはフロリダ州議会を通過し、その内57のアイデアが可決され、フロリダ州の州法として署名させることに成功した。この成功により、他の共和党議員らが本のアイデアに注目し、ニュート・ギングリッチはルビオの成功を「天才の仕事」と呼び100のアイデアを絶賛して促進する宣伝文を書いた他、フロリダ州知事ジェブ・ブッシュもこの本を購入して引用した。 議長在任中、デビッド・リベラ(英語版)下院議員と住居を共有しており、住宅ローンの支払いが数カ月間滞ったため差し押さえられた。2010年の合衆国上院議員選挙時に問題視されるが、ルビオのスポークスマンは「ローンは既に支払ってある」として問題は解決済みとコメントしている。 フロリダ州議会議員を終えた2008年から、自らの法律事務所を開設するとともに、フロリダ国際大学で教鞭をとった。
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