フジテレビの放送契約解除
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 16:24 UTC 版)
「ドリームステージエンターテインメント」の記事における「フジテレビの放送契約解除」の解説
2006年6月5日、フジテレビより、「不適切な事象」を原因に放送契約の解除が発表された。これにより、DSEはPRIDEシリーズのフジテレビによる番組制作と地上波中継が出来なくなった。フジテレビはDSEによる契約違反があったとし、契約の守秘義務により「不適切な事象」の具体的内容について言及を避けた。原因は、「週刊現代」がDSEに暴力団との関係があると記事を掲載したためとされ、社長である榊原もフジテレビから契約解除の理由は説明されておらず、真相は分からないとしながらも、この「週刊現代」の記事の影響があったと説明、記事内容については、「捏造」と否定した。また、席上、榊原が警察に聴取されたが被疑者ではなく参考人の扱いであることが弁護士により明かされた。DSE側は「週刊現代」の報道に対し、2006年4月17日に名誉毀損で刑事告訴した。 フジテレビの地上波打ち切り後も、DSEはPRIDEとハッスルシリーズを継続し、スカイパーフェクTV!(スカパー!)とインターネットの動画配信で放送し、2002年に興行権を取得して念願となっていたPRIDEのアメリカ大会を10月21日のPRIDE.32で実現した。しかし、フジテレビの契約解除により信用をなくしたDSEに銀行からの融資が打ち切られ、目標としていた2006年大晦日の地上波獲得も失敗。アメリカの総合格闘技大会UFCの人気がブレイクし選手のファイトマネーが高騰、2006年末から年明けになるとミルコ・クロコップら人気選手がPRIDEから流出する動きが見られた。一方、ハッスルシリーズでも2007年1月になって、ハッスルだけでもDSEから独立させ、地上波放映を実現させコスト回収を行う動きが報道された。
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