打ち切り後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 06:32 UTC 版)
その後『Turn-On』が放送されていた枠には、 1966年に放送を終了した『The King Family Show』が放送再開という形で割り当てられた。再開にあたりノーマン・リアーの脚本でパイロット版が作られたが、メインキャラクターであるアーチー・バンカーが口汚い頑固親父という設定で書かれていたため、"Turn-On"の二の舞を恐れたABCによって却下された。この没になった脚本をCBSは気に入り、1971年にはこの脚本を基にして『All in the Family』として放送した。 また、"Turn-On"に出演していたテレサ・グレイヴスは、この年の秋から『ラフ・イン』のレギュラーになった。 バート・アンドリュースは1980年に書いたThe Worst TV Shows Everという本の中で、「Turn-Onは『ラフ・イン』のもともとのコンセプトを忠実に再現した」と評価した[要文献特定詳細情報]。 2008年、コンウェイはPBSの"Pioneers Of Television"という番組の中で、"Turn-On"が時代を先取りしすぎたとし、「番組放送から時がたった現在の視聴者は、当時と同じような思いをするかどうかわからない」と述べた。 『Turn-On』同様に、連続番組が初回で打ち切りになる例はその後も発生し、1979年にはCBSがシットコム『Co-Ed Fever』を初回放送後に打ち切った。1992年にはオーストラリアのナイン・ネットワークが放送した『Australia's Naughtiest Home Videos』が、第一回の放送途中で打ち切られ、キー局側が第一回の途中で放送を打ち切った点で『Turn-On』の記録を更新した。視聴率が短時間で測定できる時代になると、初回で放送が打ち切られることは珍しいことではなくなったが、『Turn-On』はテレビ史の記録に残り、2002年にはTV Guideの「史上最悪のテレビ番組ワースト50」(50 Worst TV Shows of All Time)で第27位に挙げられた。2004年出版のWhat Were They Thinking?: The 100 Dumbest Events in Television Historyでも第25位にランクインしている。
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