うちきり‐ごさ【打(ち)切(り)誤差】
打ち切り誤差
打ち切り誤差
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 23:37 UTC 版)
打ち切り誤差とは、数学的には繰り返しを無限に続けた極限では真の解を与える計算法を、無限回の操作を行うことは現実にはできないので、繰り返しをある有限回までで打ち切って得られた近似解の真の解との差である。たとえば右の欄にある 3 x 3 + 4 = 28 {\displaystyle 3x^{3}+4=28} を解く問題で、10回程度の反復では、解は約 1.99 となる。このとき打ち切り誤差は 0.01 である。一般には(丸め誤差の影響を無視すれば)反復回数を十分に増やせばこの誤差は減少する。またたとえば収束する無限級数の和を、最初のある項数までの有限部分和に置き換えた場合の誤差も、打ち切り誤差である。
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