インラインコードとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > コンピュータ > IT用語辞典 > インラインコードの意味・解説 

インラインコード

【英】inline code

インラインコードとは、プログラミング言語においてサブルーチン呼び出すためのコード代わりに直接コード内に記述された、サブルーチン内容のことである。

インラインコードを記述する手法は、インライン展開呼ばれている。インライン展開コンパイラによるコード最適化の手法の一つとして用いられている。

インラインコードを記述することで、サブルーチン呼び出す際に行われているレジスタ退避回復スタック調整、といった処理が不要となる。これによって、サブルーチン呼び出しに伴うオーバーヘッドなくなり、処理の高速化を図ることができる。特にループ処理が多数存在するプログラム場合は、インラインコードを行うことで大幅な速度向上が期待できる

他方、インラインコードを用いると、複数の場所何度も呼び出されるサブルーチンを、その都度直接記述することになる。そのためサイズ肥大しやすく、必要なメモリ容量増大しがちになる。

プログラミングのほかの用語一覧
コーディング:  インプリメント  入れ子  インクリメント演算子  インラインコード  オーバーフロー  オーバーロード  打ち切り誤差



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「インラインコード」の関連用語

インラインコードのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



インラインコードのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【インラインコード】の記事を利用しております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS