モーツァルト:ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 | Konzert für Klavier und Orchester Nr.25 C-Dur K.503 | 作曲年: 1786年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro maestoso | 14分00秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Andante | 7分30秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Allegretto | 9分00秒 | No Image |
作品解説
1784年から86年の間に集中的に作曲されたピアノ協奏曲もこの作品で一段落する(次のピアノ協奏曲は約1年3ヶ月後)。モーツァルトの自作品目録によれば、第25番の完成は1786年12 月4日となっている。翌日に企画されていた待降節の予約演奏会のための作品であったと思われる。
冒頭のファンファーレが華々しい展開を予感させるが、全体的にはむしろ洗練され充実した内容に注目させる作品である。とはいえ、特に両端楽章のピアノの目まぐるしく動き回るパッセージは当時の観客から喝采を浴びたことだろう。
第1楽章のモーツァルト自身によるカデンツァは残されていない。
第1楽章:アレグロ・マエストーソ、ハ長調、4/4拍子。協奏的ソナタ形式。バロック的な祝祭音楽のようであったり掛け合いのある室内楽のようであったりといったコントラストに満ちた楽章。ピアノは主題の背景を彩る細かなパッセージを受け持つときも不思議と存在感を消すことはない。
第2楽章:アンダンテ、ヘ長調、3/4拍子。動きの激しい両端楽章に挟まれた長閑な緩徐楽章。
第3楽章:[アレグレット]、ハ長調、2/4拍子。ロンド形式。縦の響きは決して厚くない。素朴な旋律に分散和音の伴奏という形態が目立ち、ピアノ声部も管楽器に絡みつくような伴奏に徹する部分が多い。
「ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調」の例文・使い方・用例・文例
- ピアノ協奏曲
- その曲はピアノ協奏曲に編集された。
- 6月21日の本選で,上原さんはチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を演奏した。
- そのとき,彼女は偶然,ラヴェルのピアノ協奏曲を聞き,自分と千秋(玉(たま)木(き)宏(ひろし))が舞台でその曲を一緒に演奏している姿を想像する。
- 千秋は彼女がショパンのピアノ協奏曲を演奏するのを見るためにはるばるプラハまで行く。
- 内田さんはクリーブランド管弦楽団と共演したモーツァルトのピアノ協奏曲の演奏で最優秀器楽ソリスト演奏(オーケストラとの共演)賞を受賞した。
- 浅田選手は,ショートプログラムではショパンのノクターンのうちの1曲,フリーではラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に合わせて演技すると述べた。
- フリーについて,浅田選手は「私はラフマニノフのピアノ協奏曲がとても好きです。」と述べた。
- 翌日のフリーでは浅田選手はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」に合わせて滑った。
- ハ長調
- ハ長調[短調].
- ハ長調の音階の音符を表すためにドレミファ音節を使っている歌
- 西洋音楽において,ロという,ハ長調音階の第7番目の音
- ニという,ハ長調音階の第二音
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