パンデミック編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 11:38 UTC 版)
(「生け贄編」より、風守に電話をかけるところから派生) 紗希は風守に電話をかけるが、出ないため電話を切る。念のため金谷にも電話をかけるが向こうから切られる。紗希は電話が通じないことを総務に伝えるため階上に上がるが、職員の姿が全く見えず、状況を訝しむ。警察無線から流れる緊急事態を思わせる音声を聴いた紗希、黒田、休憩室で寝ていた風守は、無線から聴こえたC村のトンネルに向かう。トンネルに着くと大勢の警官たちが倒れていたが、皆異様な様子で起き上がり紗希たちの方に向かってくる。そのうちの一人に黒田の腕が噛み切られたため、紗希たちは逃げ出す。警察署に着き、黒田は手当を受けるが死亡する。 紗希はテレビのニュースから、都内の製薬研究所で起きた爆発事故で何らかの薬品が大気中に流出したという情報を得て、それが人々に感染してトンネル前の警官のようになったと推測する。紗希たちは感染者が警察署にも来ると考え、入り口をバリケードで塞ぐ。その後黒田も感染者となるが、関本と入れ替わりで檻に入れられる。一晩明けた後、砂堀一家、水瀬、金谷が警察署に助けを求めに来る。またその後、電話局を通さないホットラインで介護福祉施設の牧村から連絡が入ったことで、彼女らも紗希たちと同じような状況であることが分かる。金谷が騒動の初期に得た情報から、感染者は頭を破壊すれば動かなくなることが分かるが、砂堀は息子の聡史が感染していたことに絶望し、一家心中を図る。 それから数日が経ち、署内の食料が尽きる。そんな中、牧村が怪我人のために救命キットが必要であると連絡してくる。外はすでに感染者だらけだったが、風守と金谷が介護施設へ向かう。2人は施設に辿り着いたが、風守が施設の食料を独り占めするため、すでに感染者となっていた怪我人を牧村にけしかけ、金谷に怪我を負わせる。戻ってきた風守が紗希を署外へ放り出そうとした時、感染者たちがバリケードを破って署内へ侵入し風守を食い尽くす。紗希、関本、水瀬は感染者の手が回っていない屋上へ逃げ、紗希と関本は地上の植込みに向かって飛び降りるが、水瀬は躊躇したため感染者の餌食となる。紗希と関本はトンネルに辿り着くが、関本はすでに感染者に噛みつかれて感染していたため、紗希は関本の頭を破壊する。トンネルの出口で制服姿の一団に保護された紗希は、殺人を犯した自身を逮捕するよう彼らに訴える。
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