生け贄編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 11:38 UTC 版)
(津田沼との会話から派生) 紗希は津田沼の話を断るが、津田沼は自身の泊まっている旅館へ来るよう紗希を誘う。津田沼は、旅館のオーナーである金谷大夢とともに待っていた。金谷はC村の事件との関連は不明だが脅迫状を受け取っているといい、それを紗希に見せる。脅迫状はブラインドマンを思わせるものだったが、「生け贄」という言葉も書かれていた。警察署に帰って調べると、金谷の旅館では3年前に宿泊客が失踪しているという事件が起きていた。他にもC村では、数年前から結構な数の不明者がいるという。 紗希は朝から顔を見せない風守に電話をかけるが、風守は出ない。その後現れた金谷に懇願され、紗希は旅館に泊まりつつ、脅迫犯の捜査をすることとなる。紗希が旅館に来ると、アルバイトの水瀬が「ヴイ・ショップ・キリカブ」を覚えておくよう耳打ちする。紗希は旅館から離れた洞穴に設えられた部屋に泊まるよう促され、旅館で働く優子に出された茶を飲むと意識を失う。目覚めた紗希は金谷に暴行を加えられ、津田沼はその様子をビデオカメラで撮影する。 金谷と津田沼はスナッフビデオの製作者だった。金谷は紗希に結婚を申し込むも断られ紗希を殺害するというストーリーで撮影しようとしていたが、紗希の説得で一旦彼女の解体を思い留まり帰る。紗希はバラバラ死体にされた風守を見つけて絶望し首を吊ろうとするが、津田沼に助けられる。怒り心頭に発した紗希は抵抗を試み、津田沼が金谷と不仲であることを見出す。紗希は水瀬から教えられた「キリカブ」の名前を、スナッフビデオの卸先のビデオショップであると指摘して津田沼を動揺させ、金谷を殺させるよう仕向ける。金谷と津田沼が殺し合う中、紗希は意識を失う。 紗希が目を覚ますと、金谷と津田沼は死んでいた。紗希は警察へ連絡した後、旅館の玄関近くのカウンターに津田沼のビデオカメラが置いてあることに気付き、それを再生する。ビデオカメラには、金谷と津田沼の殺し合いと、水瀬が優子を金谷たちの共犯者であると糾弾して殺害する場面が映っていた。水瀬は事件後に行方不明となる。金谷たちが作っていたスナッフビデオは発見されなかったが、紗希は水瀬が持っていったと推測する。他にも水瀬はスナッフビデオについて何かを知っていたと思われるが、全ては謎のまま終わる。
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