パッシブ式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/01 15:08 UTC 版)
目標からの音を受信して誘導する。主に魚雷で使用される。精度はアクティブ式よりも劣るものの、位置を特定されたくない用途で使用される。 日本 第二次世界大戦中にイ号一型丙自動追尾誘導弾が試作されたが実戦には投入されなかった。 ドイツ ドイツでは、1943年3月にG7e/T4 Falkeが開発され、3隻のU-ボートに搭載された。その後、1943年8月にT4の後継機であるG7es T-5 Zaunkönig が多くの艦に搭載された。しかし、連合国側の防衛能力の向上で生かすことが出来ず、さらに鹵獲されたU505によってアメリカに技術が流出した。また、1944年9月にはロシアが、浅い海域で沈没した U-250 からT-5を手に入れ技術解析した。 アメリカ 1943年5月14日、Mk24機雷による初戦果が確認された(Mk24機雷#実戦投入)。
※この「パッシブ式」の解説は、「音響誘導」の解説の一部です。
「パッシブ式」を含む「音響誘導」の記事については、「音響誘導」の概要を参照ください。
パッシブ式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:10 UTC 版)
「フェーズドアレイレーダー」の記事における「パッシブ式」の解説
詳細は「パッシブ・フェーズドアレイ・アンテナ」を参照 パッシブ式(パッシブ・フェーズドアレイ式、あるいはパッシブ電子走査アレイ(passive electronically scanned array, PESA)式)は、アンテナ素子の部分には移相器のみを内蔵する方式であり、発振器や増幅器のようなアクティブな回路を含まないことからこの名前がある。 送信機と受信機はアンテナ全体で1組しか備えられず、この送信機によるレーダー出力が、導波管によってそれぞれのアンテナ素子・移相器に分配されてゆく。このため、大出力の送信マイクロ波が移相器中を直接に伝播することになることから、耐電力性の観点から、フェライト移相器が用いられる事が多い。この移相器や給電分配回路の損失の影響を受けて、送信出力の減少や受信信号の減少が生じるという制約がある。またアンテナ全体を賄うために送信機はかなりの大出力となっており、この送信機に故障が生じるとレーダーとしての機能の喪失に直結する。
※この「パッシブ式」の解説は、「フェーズドアレイレーダー」の解説の一部です。
「パッシブ式」を含む「フェーズドアレイレーダー」の記事については、「フェーズドアレイレーダー」の概要を参照ください。
- パッシブ式のページへのリンク