【92式対戦車地雷】(きゅうにしきたいせんしゃじらい)
陸上自衛隊の制式対戦車地雷。
1986年より開発が開始され、1992年に制式化された。
同地雷は開発時に以下のことが要求された。
- 戦車の底板部を貫徹し、内部の人員、内部の重要機材等を殺傷・破壊できること
- 戦車等の全幅で感応し、側方感応許容誤差は1m以内であること。
- 地雷処理ローラや鋤によって処理される場合は、極力ローラ・鋤を破壊出来ること。
- タイマー式安全解除機構及び再安全化機構を有すること。
- 83式地雷敷設装置で敷設出来ること。
また、対環境性能として-20度~50度までの耐寒耐熱性が求められているほか、水深6mまで使用できる耐水性を有している。
スペックデータ
高さ:約125mm
直径:約260mm
質量:約8kg
炸薬:成形炸薬弾
起爆センサー:パッシブ式磁気センサー+振動センサー
主契約社:石川製作所
92式対戦車地雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 01:16 UTC 版)
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92式対戦車地雷(きゅうにいしきたいせんしゃじらい)は、陸上自衛隊が保有している対戦車地雷である。83式地雷敷設装置などによって敷設される。
概要
1986年から研究を開始し、1992年に制式化された。磁気センサーや振動センサーなどによって起爆するため、従来の対戦車地雷のように戦車などが踏まなくても起爆できる[1]。このため、従来のものより敷設する個数を減らすことができる。
少なくとも、9ミリ厚の鋼板に直径5センチメートルの穴をあけることが可能とされる[1]。
脚注
出典
参考文献
- 加藤健二郎「砲撃、爆破、ヘリボーン! 第3師団、矢臼別錬成訓練に密着」『軍事研究』第417号、ジャパン・ミリタリー・レビュー、2000年12月、40-51頁、doi:10.11501/2661879。
- 92式対戦車地雷 - ウェイバックマシン(2019年1月12日アーカイブ分)[信頼性要検証]
関連項目
- 92式対戦車地雷のページへのリンク