バロック怪獣 ブンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「バロック怪獣 ブンダー」の解説
第38話「怪獣戯曲」に登場。 劇作家鳴海浩也(清水紘治)が、錬金術で生み出した怪獣。その製造工程は、劇中の鳴海の台詞によると、歪んだ真珠(脅威の種)を馬の糞と共にフラスコに入れ、40日間、華氏451度で熱し、さらに40週間、物語の血、肉、骨格と共にマンドラゴラの根を与え続けると自ずと怪獣の形をなすというもの。 ブンダーの塔とも呼称される塔のような形状で街の中央に降下し、その後怪獣に変身する。その姿はバベルの塔に怪獣の頭と足と尻尾、そして細長いドリルのような槍状の腕を付けたようなもの。「空間を捻じ曲げる能力」で相手を翻弄したり、体全体か腕の先端をワープさせて攻撃する。体表は非常に硬く、ガッツイーグルのビームやダイナのソルジェント光線も効かない。鳴海は現実世界を破滅的な演劇空間に見立て、自作の物語「怪獣戯曲」を完成させるために、劇中に登場するブンダーを生み出すことで人類滅亡の大団円を実現しようとしたのである。鳴海も最初は、ダイナを登場させてブンダーが倒される結末を描いていたがその結末が気に入らず、先述のストーリーとする。鳴海の書いた「怪獣戯曲」のストーリー通りに自由に大暴れする。出撃したガッツイーグルのうち、棘状の腕を使った攻撃でα号を、電撃でγ号を撃墜。残るβ号も砂嵐で損傷を与える。ところが、カリヤとマユミに鳴海の仕組んだトリック(アナモルフォーシス)を解明され、その影響で、ダイナの登場でブンダーが倒されるのを防ぐために鳴海が拉致していたアスカが脱出。ダイナに変身される。ダイナとの戦闘で最初は互角の戦いを繰り広げるものの、「空間を捻じ曲げる能力」の使い方を誤り、自分の虚像に惑わされた末、自らの腕で自分自身を刺し貫いて自滅。計画が失敗に終わった鳴海もどこかへと姿を消す。 スーツアクター:三宅敏夫 デザインは池谷仙克による。
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