バス・トラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:53 UTC 版)
「ロンドンバス」も参照 ロンドンバスは世界最大規模の路線バス網を形成し、毎日24時間、8,000台のバス車両を用いて700路線の運行を行い、平日1日当たり600万人が利用している。2003年の路線網全体のトリップ数は15億回であり、地下鉄の乗車回数を上回る身近な交通手段として利用されている。収益としては毎年8億5000万ポンド計上している。ロンドンは車椅子で移動可能な範囲が世界最大とされ、2007年からは音声や映像案内といった視覚障害者に対応した設備導入により、利便性がより向上している。ロンドン市内を縦横に運行する赤い2階建てバス(ダブルデッカー)が世界的に有名であり、安価な市民の足として親しまれている。 旧型の赤い2階建てバスであるルートマスターは2005年12月をもって一般路線から廃止された。この理由として、車掌が同乗する旧型よりもワンマンバスの方が効率が良いのに加え、開け放した乗降口は危険であり、身体障害者にとっても不便だったことが挙げられる。旧型車両はロンドン中心部の観光名所を巡る15番(トラファルガー・スクエア/タワー・ヒル)で一般車両に混じり、夏季土休日の日中に運行されている。現在、後部プラットフォームの使用とアクセシビリティ確保のために3つのドアと2つの乗降階段を備えたニュールートマスターがロンドン中心部で運行されている。 トラムリンクは、サウス・ロンドン(英語版)のクロイドンを基点に路線を展開している。3路線・39駅を有し、2008年における年間利用者数は2650万人であった。2008年6月、ロンドン交通局はトラムリンクの管理運営権を完全に所有し、2015年までに5400万ポンドの設備投資を行う予定である。2009年にはトラムの全車両を刷新している。
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