バイザード・スーパーマン(バイザーで目を隠したスーパーマン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/30 08:58 UTC 版)
「エラディケーター (DCコミックス)」の記事における「バイザード・スーパーマン(バイザーで目を隠したスーパーマン)」の解説
『デス・オブ・スーパーマン』でスーパーマンがドゥームズデイに殺害された後、「孤独の要塞」の執事ロボット達は、自分たちが仕えるべき主人を求めるためエラディケーターを再構築する。エネルギー体として復活したエラディケーターはメトロポリスの地下墓室へ向かい、そこに安置されているスーパーマンの遺体と接触して、スーパーマンとそっくりな物理的肉体を作り出す。本物のスーパーマンの死体をリジェネレーション・マトリックスの中に入れ、エラディケーター自身のパワー源として利用する。スーパーマンの姿と記憶の多くを不完全ながらコピーしたエラディケーターの新しい肉体は、目が光線過敏のため、バイザーで目を保護する事を必要とした。その過程でエラディケーターは自分自身を本物のスーパーマンだと思うようになり、地獄からよみがえったスーパーマン、あるいはラスト・サン・オブ・クリプトン(クリプトンの最後の息子)として、メトロポリスで残忍ながらも正義のための活動を開始する。 しかしメトロポリスには複数のスーパーマンが活動していて、機械構造が露出したサイボーグ・スーパーマン、スーパーマンのクローンと名乗る少年スーパーマン、スーパーマンに命を救われた借りを返すため、胸にSマークがあり飛行機能のあるパワードスーツを着て、スーパーマンの別名だったザ・マン・オブ・スティールを名乗る元兵器開発者の三人と同時期に活動し始め、区別のためバイザード・スーパーマンと呼ばれる。 スーパーマンの宿敵モングル(英語版)が地球へ現れ、コースト・シティを壊滅させる。エラディケーターはコースト・シティへ行き、サイボーグと合流して事件の調査を開始するが、サイボーグ・スーパーマンは自分自身の片腕を破壊砲に変形させ、背後からバイザード・スーパーマンを撃ち、胸を貫通する大穴を開ける。しかし、それでも死なない事から、バイザード・スーパーマンの本体がエネルギー体だということを知る。サイボーグはさらにバイザード・スーパーマンの頭部に破壊砲を密着させて撃ち、バイザード・スーパーマンの肉体を完全消滅させ、エネルギー体にも致命的なダメージを与える。 エラディケーターはスーパーマンの遺体からエネルギーを補給して復活するため「孤独の要塞」に戻るが、本物のスーパーマンはすでに、リジェネレーション・マトリックスの働きによって蘇生し、意識を取り戻していた。 ただし、この時本物のスーパーマンはスーパーパワーを失って飛行能力も無いため、ウォー・スーツと呼ばれる歩行兵器に乗ってメトロポリスに向かっていた。 エネルギーを補給する方法を失ったエラディケーターは、「孤独の要塞」の執事ロボット達の努力によって身体と記憶を再構築し、そこで初めて自身が本物のスーパーマンでは無いことに気が付く。 本物のスーパーマンはレックス・ルーサー二世から飛行ブーツを借りて、少年スーパーマン、およびザ・マン・オブ・スティールとともに、サイボーグスーパーマンやモングルの拠点であるエンジン・シティ(巨大宇宙船)に行って潜入したが、エンジン・シティはクリプトナイトを動力源としており、サイボーグスーパーマンはクリプトナイト放射で本物のスーパーマンを攻撃した。あとから かけつけたエラディケーターは 自分の体をバリヤーの代用にして本物のスーパーマンを守ろうとした。しかし、それだけではなくクリプトナイト放射は、エラディケーターの体を通り抜けることによって性質が予想外の変化をして、本物のスーパーマンに スーパーパワーを与えることになった。 エラディケーターは、そこでパワーと意識を失って活動を停止し、S.T.A.R.研究所に収容される。
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