ノルウェー、アイスランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 06:50 UTC 版)
「シェンゲン圏」の記事における「ノルウェー、アイスランド」の解説
ノルウェーとアイスランドは、欧州連合には加盟していないもののシェンゲン協定には加盟している国である。この両国は欧州経済領域に参加しているものの、国境において欧州連合の領域から輸入されるモノについての行政手続がなおも必要となっている。民間の個人は欧州連合の域内とは違って、越境のさいにモノや酒類の持込で非課税となる量が少なくなっている。 このように、モノについて規制していた第2次シェンゲン協定の規定は当初、ノルウェーとアイスランドに対して施行されていなかった。 ところがシェンゲン加盟国出入国規定はノルウェーとアイスランドが加盟したあとに成立したものであり、この規定では国境において警察による措置が「(日本語仮訳)国境検査に相当する効果を有する」ことがあってはならないと定めている。検査が認められるのは、検査自体を目的とした国境管理を行なうものではない場合、検査が警察によって広く知らされており、また発生する可能性のある脅威に関する経験に基づくものである場合、検査が圏外との境界での個人に対する検査とは明確に区別できる方法で実施される場合、検査が無作為抽出の原則によって実施される場合である。国境検査とは、個人や、その人物の移動手段および所持品を含めて、当該国からの出入国を法的に正当であるということを確保するために、検問所において実施されるあらゆる検査と定義されており、このため所定の税関検査はシェンゲン圏内における国境では認められないことになる。シェンゲン加盟国出入国規定はノルウェーとアイスランドに関して例外を定めておらず、両国に対しても明らかに適用されるものになっている。
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ノルウェー、アイスランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 09:57 UTC 版)
「デンマーク=ノルウェーの宗教改革」の記事における「ノルウェー、アイスランド」の解説
デンマーク本土と違い、ノルウェー、アイスランドへのルター派導入は遅れた。そもそもノルウェーではルター派の教義は広まっていなかった。ニーダーロス大司教領はハンザ同盟とともに繁栄しており、大司教のオーラヴ・エンゲルブレクツソンは伯爵戦争でもクリスチャン2世を支持し、農民を扇動し反乱を広げようとした。しかし、伯爵戦争後の即位憲章でノルウェーはデンマークの一地方に転落し、ノルウェー王国参事会廃止という決定により、エンゲルブレクツソンは海外に逃亡した。ノルウェーには新たに監督が任命され、1539年にはデンマーク語の教会法がオスロとベルゲン代表者会議で承認され、上からの改革が進んだ。アイスランドでは、1538年に教会法が送付されたが、全島集会アルシングは承認を拒絶したため、1540年、クリスチャン3世はアイスランドに派兵しスカウホルトの司教を逮捕した。その後、1550年にホウラル司教のヨウン・オーラソン父子が私物化した教会領を守るために城砦に立てこもり抵抗したために再度、クリスチャン3世は派兵し父子を殺害し、アルシングに教会法を承認させることで上からの改革を進めていった。
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