知識労働者
別名:ナレッジ・ワーカー
高度に専門化された知識を持ち、肉体労働ではなく知識や情報によって企業や社会に貢献する労働者。ピーター・ドラッガーによって提唱された。
ドラッガーは主著の一つである『断絶の時代』において、「知識経済」(Knowledge economy)という概念を提唱した。知識経済は知識が基盤となっている経済あるいは経済活動を意味するが、知識労働者は知識経済において経済を支える主体である。
知識労働者は、労度に見合う報酬として、賃金よりもむしろ社会的な認知や貢献を重んじる、とドラッガーは指摘している。2010年頃から、仕事で養ったスキルや専門知識を活用してNPO(非営利法人)などにボランティアで従事する「プロボノ」が日本でも注目され始めてきたが、プロボノにおいても知識の提供と社会貢献の意義が主な動機ややりがいとされている。
ちなみに、社会貢献や社会変革を志して起業という手段を取るものをソーシャルベンチャーという。ソーシャルベンチャーもプロボノと共に注目されている。
ナレッジワーカー
ナレッジワーカー/Knowledge Worker
・オーストリアの経営学者・社会学者であるピーター・ドラッカーによって用いられた言葉で、企業に対して「知識」により付加価値を生み出す労働者の事を表し、知的生産物を創造する労働者に用いられる。従前の製造(生産)に従事する労働者(単純労働者)に対する対立概念でもある。
・この言葉が用いられるようになったのは、世界的な経済発展等による金融工学の進歩、コンピュータ技術等の躍進等により、これまでの形のあるものを生産する労働から、形の無い、知的生産物を創造する業務に、多くの労働者がシフトする現象が発生したためである。
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