ナウカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 10:03 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ナウカ(ロシア語: наука、固有名詞の場合は Наука)は、「科学」「学術」を意味するロシア語。以下のものの名称としても使用されている。
- ナウカ (ロシアの出版社)
- ナウカ - 「ナウカ・ジャパン合同会社(日本のロシア書籍専門書店、2006年11月設立)」の前身、日本の「ナウカ株式会社(2006年7月自己破産。出版と販売の両部門を扱う)」の通称。またナウカ株式会社時代の小売店舗の名称。
- ナウカ - 多目的実験モジュール(ISS接続のロシア製宇宙実験棟)の愛称。
ナウカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 08:28 UTC 版)
「ロシア軌道セグメント」の記事における「ナウカ」の解説
詳細は「多目的実験モジュール」を参照 「多目的実験モジュールアップグレード」(MLM-U)としても知られるナウカ(ロシア語: Нау́ка、「科学」の意)ないし「FGB-2」(ロシア語: Многофункциональный лабораторный модульないしМЛМ)は、ピアースの場所に配置された、主たるロシアの実験室モジュールである。2011年10月、ナウカの打ち上げが2013年12月と報じられた。ナウカの到着の前に、プログレスロボット宇宙船がピアースにドッキングし、このモジュールとともにステーションを離れ、大気圏で燃え尽きた。 ナウカのミッションはたびたび変更された。1990年代中ごろにはFGBの予備機とされていたが、その後、汎用ドッキングモジュールに変更された。ナウカのドッキングポートは宇宙船と追加モジュール両方の自動ドッキングと、燃料の転送をサポートする。 ナウカは自前のエンジンでROSに接続できる。このモジュールはサポートモジュールとともに軌道離脱の前にISSから分離し、OPSEK宇宙ステーションの一部となる予定だったが、2017年にロスコスモスがROSを将来ISSから分離する意図はなく、パートナーとの協力を継続すると発表した。このモジュールには追加の生命維持システム及び方向制御が搭載されている。ナウカの太陽電池パネルが提供する電力は、ROSがもはやアメリカ軌道モジュールの主太陽電池パネルの電力に頼らなくても済むことを意味する。打ち上げはたびたび遅延した。 2020年1月23日、TASS通信はナウカの燃料タンクのバルブを交換するためにロールアウトが3月末まで延期されたと報じた。2020年2月4日にドミトリー・ロゴージンは保証期間が過ぎたのでナウカはさらにテストする必要があり、カザフスタンでの打ち上げを2021年1月に延期してモスクワでテストを実施すると述べた。この時点でテストは進行中で、5月までに完了する必要があった。2020年2月21日にプロトンロケットの組み立てが完了し、発射ステージがバイコヌールへと出荷された。2020年4月2日、TASS通信はバルブの修理は完了したが、バイコヌールへと出荷する前にこのモジュールのシステムはさらにテストが必要であり、ロールアウトは5月末になると報じた。COVID-19の懸念から作業は4月15日まで中断されたが、システムテストは基幹要員によって作業再開まで進められた。 2020年5月、ナウカの打ち上げは2021年の第2四半期と報じられたが、そのあとではナウカの一部のシステムは保証期間を過ぎてしまうことになる。 最終的に2021年7月21日、14:58UTCに打ち上げられ、2021年7月29日、13:29UTCにズヴェズダモジュールの天底側ポートにドッキングした。
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