ロシア軌道セグメントの拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 00:32 UTC 版)
「プログレスM-UM」の記事における「ロシア軌道セグメントの拡張」の解説
2020年夏の終わりにロスコスモスによって起草されたISSフライト・マニフェストでは、プリチャル・モジュールの打ち上げは2021年9月6日に設定され、2日後にナウカの天底側ポートにドッキングすることになっている。しかしながら、2020年12月1日にプリチャルの打ち上げはナウカの打ち上げの3ないし4ヶ月後に変更された。現在の計画では2021年11月24日となっていた。 プリチャルの1つのポートにはナウカ多目的実験モジュールとのドッキングを可能とするアクティブ・ハイブリッド・ドッキング・ポートが装備されている。残りの5つのポートは、ソユーズおよびプログレス輸送機や、より重たいモジュールや、ドッキングシステムが変更された将来の宇宙船とのドッキング可能なパッシブ・ハイブリッド・ポートとなっている。 プリチャル・モジュールが宇宙ステーションに到着した後に船外活動が計画されており、2回目の船外活動が2021年第4四半期の早い時期に予定されている。ロシア軌道セグメントへのナウカおよびプリチャル・モジュールの統合を完了するためのさらに6回の船外活動が2022年を通して計画されている。
※この「ロシア軌道セグメントの拡張」の解説は、「プログレスM-UM」の解説の一部です。
「ロシア軌道セグメントの拡張」を含む「プログレスM-UM」の記事については、「プログレスM-UM」の概要を参照ください。
ロシア軌道セグメントの拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 00:47 UTC 版)
「プログレスMS-17」の記事における「ロシア軌道セグメントの拡張」の解説
2021年2月3日、ロスコスモス長官ドミトリー・ロゴージンが議長を勤める有人宇宙システムテスト委員会は2011年および2022年の最新のISSのスケジュールを承認した。 ズヴェズダ・サービス・モジュールの船尾側に接続された移送チャンバーに空気漏れが見つかったことから、ロスコスモスはプログレスMS-17補給船のドッキング目標をポイスク・モジュール(MRM2)へと変更した。ドッキングから147日後にプログレスMS-17はドッキングを解除し、新しく到着したナウカの天底側(地球向き)ポートに、2021年10月末に再ドッキングする予定である。 この移動はロスコスモスにプリチャル・モジュールによるロシア軌道セグメント拡張の次段階の準備を可能とする。現時点では2021年11月24日に予定されているプリチャル(プログレスM-UM)の打ち上げに先立って、プログレスMS-17は貨物船および有人船のドッキング専用に設計されたナウカのドッキング機構の特別拡張アダプターを伴ってナウカの天底側ポートからドッキング解除することになる。その結果、プリチャル・モジュールはナウカの再構成されたポートに能動ハイブリッド・ドッキング・ポートを使って2021年11月24日にドッキングすることが可能となる。これによって、プログレスMS-17とともに廃棄されるアダプターを介して利用可能であったよりも、広い通路が利用可能となる。 2020年8月の計画通りに進行すれば、プログレスMS-17は宇宙空間に179日とどまることになる。
※この「ロシア軌道セグメントの拡張」の解説は、「プログレスMS-17」の解説の一部です。
「ロシア軌道セグメントの拡張」を含む「プログレスMS-17」の記事については、「プログレスMS-17」の概要を参照ください。
- ロシア軌道セグメントの拡張のページへのリンク