ドリー / 0号(プロトタイプ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:23 UTC 版)
「妹達」の記事における「ドリー / 0号(プロトタイプ)」の解説
『とある科学の超電磁砲』において、幼少期の食蜂操祈が才人工房の研究施設で出会った個体。声優は小原好美。 「量産能力者(レディオノイズ)計画」以前における妹達のプロトタイプにあたり、クローンの短命を克服して長持ちさせるための実験とクローン間の情報共有を行うネットワーク構築の実験に使われていた。機械的な所作・言動の多い他の一般的な個体とは異なり、幼稚ながらもより人間らしい感情豊かな性格で、一人称は「私」である。作中の本来の時間軸ではすでに故人であるうえ、ミサカネットワークの確立が実験段階だった時期ということもあり、現在の妹達との繋がりは薄い。 外見年齢は中学生。身体には延命用の機械が多々埋め込まれており、その際に生じた傷跡が多数残っている。そのせいで友人の「みーちゃん」こと警策を失ったことからふさぎ込んでいたが、食蜂が精神操作で「みーちゃん」に成りすまし接したことから明るさを取り戻した。途中から成り代わりに気づきながらもあえて指摘せず、自分に付き合ってくれる食蜂と友情を育んでいったが、病状が悪化したために研究者たちの手で回収され、まもなくして息を引き取った。 しかし、情報共有実験のために同時期に製造されていた「妹」と呼ばれる別個体に記憶と経験のすべてが転送されており、「大覇星祭」の裏で起きた事件の終息後に木原幻生から情報を引き出した食蜂と警策によって研究施設から救出され、再会を果たした。以降は2人の庇護のもと学園都市で生活している。 能力は他の妹達同様の発電能力だが、オリジナルの美琴に似せるため整髪されている彼女たちと違って長髪であるため、髪でコイルとレールを形成してボルトやナットを撃ち出す小型の超電磁砲を使うことができる。
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