ドクガ
特徴 ドクガ類(ドクガ科)には無害な種類も属していますが、ドクガや チャドクガなどの種が被害を与えることで有名です。 ドクガは年1回発生し、チャドクガは年2回発生します。 どちらも越冬は幼虫で行い、 越冬した幼虫は4月頃に出現し、6~8月になって成虫となります。成虫は夜行性で照明によく集まってきます。 木の葉や枝などに200個ほどの卵を産み付け、産み付けた後に毒針毛を使って卵の表面を覆います。毒針毛は下草や落ち葉の間に作る繭にも付着しています。毒針毛による被害は卵から成虫まで全てのステージです。 ドクガは、カシワやクリ、クヌギ、コナラなどの樹木、イタドリなどの草本、ウメ、モモ、リンゴなどの果樹と、多くの種類の付き、年によっては大発生することがあります。 チャドクガはツバキやサザンカから発生し、庭の木や公園、街路樹などに多く見られます。 防除 家の周囲で黄色いガや群がった毛虫を見かけたら注意が必用です。庭の木に幼虫を見つけたら枝を切り落としてガ用エアゾールを噴射するか、焼却します。または付いている葉ごとドクガ用エアゾールを直接噴射し、廃棄します。 壁や窓に黄色いガが止まっていたら、むやみに触れないようにし、ガ用エアゾールを噴射します。室内に入ってきた時には、ガの翅の粉(燐粉)が飛び散らないように殺すことが大切で、遠距離の場合にはガ用エアゾール、至近距離の場合には不快害虫用エアゾールを噴霧します。 虫に触れてしまったらすぐにガムテープで毒刺毛をはぎ取るか、患部を水でよく洗って毒針毛を洗い流すようにします。腫れてきたら抗炎症剤の軟膏を塗り、ひどい場合には病院で治療を受けます。 |
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