豊福早生とは? わかりやすく解説

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豊福早生【トヨフクワセ】(果樹)

登録番号 第4423号
登録年月日 1995年 3月 23日
農林水産植物の種類 かんきつ
登録品種の名称及びその読み 豊福早生
 よみ:トヨフクワセ
品種登録の有効期限 18 年
育成者権の消滅  
品種登録者の名称 熊本県
品種登録者の住所 熊本県熊本市水前寺六丁目十八番一号
登録品種の育成をした者の氏名 磯部藤田賢輔 重岡開 早上三男 稲葉一男 松田明
登録品種の植物体の特性の概要
 この品種は,「大浦早生」に「パーソンブラウン」を交配し得られ種子から珠心胚を分離培養した実生から選抜育成されたものであり,果実が円,中果,果皮色が黄橙色で,育成地(熊本県下益城郡松橋町)において9月下旬から収穫できる極早生品種である。  姿は中間大きさは大,樹勢はやや強,太さ及び節間長は中である。指数葉身面積長さ,幅,葉柄長さ及び葉柄比率は中である。果実外観は円,果形指数は~135,果頂部平域の果実横径に対する比は大,果頂部凹部深さは浅,花柱痕の大きさ及び果梗部平域の果実横径に対する比は大,果梗部放射条溝果の多少は少,中心柱大きさ及び果実大きさは中である。果皮の色黄橙,油胞の大きさは中,果面の平滑度はやや滑,油胞の密度は密,凹凸は平,凹点の多少は無~少,果皮厚さは中,剥皮難易は易である。じょうのう膜の硬さは軟,砂じょうの色は果汁多少は多,甘味は中,酸味及び香気は少である。成熟期早,育成においては9月下旬10月上旬である。隔年結果性は低,浮皮果の発生及び裂果多少はでにくい,貯蔵性は小である。  「大浦早生」と比較して樹勢が強いこと,中心柱大きさ小さいこと,油胞の密度が密であること,酸味少ないこと等で,「山川早生」と比較して樹勢が強いこと,油胞の密度が密であること,酸味少ないこと等で,「宮本早生」と比較して樹勢が強いこと,葉身面積大きいこと,花柱痕の大きさ大きいこと等で,「白浜1号」と比較して樹勢が強いこと,果梗部放射条溝果が少ないこと,中心柱大きさ小さいこと等で区別性認められる
登録品種の育成経過概要
 この品種は,昭和59年熊本県農業研究センター果樹研究所下益城郡松橋町)において「大浦早生」に「パーソンブラウン」を交配し得られ種子から珠心胚を分離培養した実生養成し61年から高接ぎ行って特性の調査行い平成2年に2個体選抜3年から県内4か所で地域適応性試験行ってさらに特性の調査確認行い最終選抜し育成完了したのである





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