トキソカラ症とは? わかりやすく解説

トキソカラ‐しょう〔‐シヤウ〕【トキソカラ症】

読み方:ときそからしょう

toxocariasis寄生する回虫トキソカラ属の幼虫による内臓移行症。小児経口感染し、肝臓や目に障害起こす


トキソカラ症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:44 UTC 版)

トキソカラ症(: toxocariasis, toxocarosis)とは犬回虫(Toxocara canis)や猫回虫(Toxocara cati)を原因とするヒトの寄生虫病。ヒトは感染源からの含幼虫卵(L3幼虫まで発育している)を摂取することにより感染する。トキソカラ症には主要な臓器に影響を与える内臓幼虫移行症視神経に影響を与える眼幼虫移行症の2つの主要な型がある[1]


  1. ^ Despommier D. (2003). “Toxocariasis: clinical aspects, epidemiology, medical ecology, and molecular aspects”. Clin Microbiol Rev 16 (2): 265–272. doi:10.1128/CMR.16.2.265-272.2003. PMID 12692098. 


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トキソカラ症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:36 UTC 版)

犬回虫」の記事における「トキソカラ症」の解説

「トキソカラ症」も参照 感染している仔犬体内の雌の産む卵は、仔犬糞便中に混ざって仔犬体外へ出る。卵が受精卵であった場合、およそ2週間ほどで受精卵成熟し幼虫包蔵卵となる。幼虫包蔵卵を、固有宿主であるイヌ摂取した場合はほぼ無症状であるが、他の哺乳類摂取してしまった場合幼虫体内移行し暴れ重篤症状引き起こす人間幼虫包蔵卵を摂取した場合に起こる病態をトキソカラ症と呼ぶ。 犬回虫下記2つ主要な型に分類される寄生虫病であるトキソカラ症を引き起こす 眼幼虫移行症 (Ocular larva migrans; OLM)犬回虫寄生失明原因となる眼幼虫移行症引き起こす眼幼虫移行症微小な犬回虫幼虫が眼に迷い込んだ際に発生し網膜炎症瘢痕形成引き起こす平均して毎年700人が眼幼虫移行症により永続的な視力障害呈している。眼幼虫移行症治療難しく通常眼の傷害進行を防ぐ処置が採られる。 内臓幼虫移行症 (Visceral larva migrans; VLM)犬回虫幼虫稀な重度感染により内臓幼虫移行症引き起こされる内臓幼虫移行症器官中枢神経系幼虫迷入することにより引き起こされる幼虫体内移行により発熱、咳、喘息肺炎を含む症状引き起こされる内臓幼虫移行症治療抗寄生虫薬と抗炎症療法併用される。

※この「トキソカラ症」の解説は、「犬回虫」の解説の一部です。
「トキソカラ症」を含む「犬回虫」の記事については、「犬回虫」の概要を参照ください。

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