テルゼム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:31 UTC 版)
「ゼロから始める魔法の書」の記事における「テルゼム」の解説
リーリ 海運国家テルゼムにネズミの獣堕ちである少女。“女神の浄火〈デア・イグニス〉”がゼロの名を騙り村々を襲う銀髪の魔女の噂を流す中でゼロたちと出逢ったことで背徳に目をつけられてしまう。盲目の神父を慕っており、それが友情や愛情ではなく恋心によるものだと次第に自覚していった。 心優しい少女であるがネズミの獣堕ちであるが故に敵意をもって他人を傷つけた場合には病を発症させてしまうという可能性があるため自身の能力を嫌っている。現在ではとりあえず自分の意思で病の発症を制御できるため問題ないものの、能力事態を知らなかった幼い頃は喧嘩した子供に病を発生させてしまいネズミの獣堕ちとして生まれた自分の運命に苦しんでいた。孤立していたリーリを助けてくれたのは言葉を理解できるネズミ達であり、今でも大切な友達と感じている。 実の親や故郷にも見捨てられ途方に暮れていたが、クレドとリザに拾われ親子同然に育つ。翡翠の海に白い砂浜、桃色の珊瑚礁の広がる楽園であるテルゼム最大の港であるルートラに身を置きながら、獣堕ちである自分のせいでクレドやリザの仕事がまともに評価されないことを悩んでいたがゼロたちと出逢ったことで共に旅に出ることを決意。クレドやリザの元から一時巣立つことになる。 直接的な戦闘ができないため戦いにおいては後方支援に回ることがほとんどであったが、心を通わせたネズミたちの協力さえあれば攻撃から索敵まで自由にこなせるようになるため旅においては幅広く活躍することになる。盲目の神父が傭兵から両親への手紙を預かった際は共に村へ向かうも、傭兵の両親は廃村となった村で傭兵を待ち続け病死していたため丁重に葬儀を行った。 ノックス大聖堂に到着した際にはオルルクスの陰謀でゼロと傭兵が去ったことを心配していたが、ゼロと別行動になった上に人間になったことで無力を痛感し自虐的になっている傭兵に今までと同じ態度で接し、傭兵からもその心の強さと優しさを評価された。立ち直った傭兵が重症の身であるにも関わらずゼロを助けに行こうとした際はさすがに怒っていたが、盲目の神父と共に二人を信じて待つことを決意し二人の勝利を見届けることになる。。 戦いが終わった後はクレドやリザと再会。後に再建が進む傭兵の村へと移住。再び皆と生活を共にしている。
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