チンギス・カンの名の由来とは? わかりやすく解説

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チンギス・カンの名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:18 UTC 版)

義経=ジンギスカン説」の記事における「チンギス・カンの名の由来」の解説

チンギス・カン称号の由来については諸説あり、現在も意味は良くわかっていない。1206年即位した時にコンゴタン部族出身巫者ココチュ・テプ・テングリによって「チンギス・カン」という称号贈られたことは、『集史』や『元史』『元朝秘史』などの諸資料共通して記録されている。この巫者シャーマンカム)ココチュ・テプ・テングリとは、『元朝秘史』にはチンギスの父イェスゲイ親しく仕えていた従者モンリク・エチゲの四男であったとされている(ただし、『集史』ではモンリク・エチゲチンギスの母ホエルン再婚相手だったため「エチゲ(父)」と呼ばれていたと述べている)。また『集史』によると、「チング( چينگ chīng)」はモンゴル語で「強大な」を意味し、「チンギズ( چينگگيز Chīnggīz)」はその複数形で、ペルシア語での「王者中の王者」( پادشاه پادشاهان pādshāh-i pādshāhān)と同じ意味であるとしている。後代クビライ家の後裔であるサガン・セチェンによるモンゴル語歴史書『蒙古源流』1662年成立)には、「テムジン二十八歳甲寅の年1194年)にでケルレン河のコデー・アラルでハーンQaγan)位に即いた時にその日から三日目の朝にわたってテムジンゲル (家屋)の前の石に止まった五色瑞鳥が、「『チンギスチンギス』とさえずったので、中央唱える名、『スト・ボグダ・チンギス・ハーン(Sutu Boγda Činggis Qaγan)』として、各方面有名になった」と記している。 また、元朝秘史』には「海内(かいだい)の天子」という意味もあるとしている。ソ連時代のブリヤート・モンゴル人の学者ドルジ・バンザロフによると、「チンギス」はシャーマニズムにおける光の精霊の名前、Hajir Činggis Tenggeri に由来するとする説を唱えたペリオテュルク語での「海」(tengiz)を意味するとしている。

※この「チンギス・カンの名の由来」の解説は、「義経=ジンギスカン説」の解説の一部です。
「チンギス・カンの名の由来」を含む「義経=ジンギスカン説」の記事については、「義経=ジンギスカン説」の概要を参照ください。

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